如月空乃/Kisaragi Sorano【viglow】
amega
【オフコラボ】またしてもオフコラボです!【#桃の空】
柿鉄プレイ①
これは以前、お泊りオフコラボで柿鉄をプレイしたときのお話である――
「お、始まったね!」
『みなさんが最初めざす目的地は"京都"です』
「京都ですか・・・」
「ちょっと初期位置からは遠目かなー」
[まあまあ]
[よくある最初の目的地やね]
「最初のターンは私ですね。どうしようかな・・・」
最初のターンは極めて重要だ。
初期位置の東京からはどうやら33マスとあるらしい。
ちなみに3年決戦の特徴として、初手から急行周遊カードとぶっとびカード、所持金1億円を持った状態でスタートする。
急行周遊はサイコロを2個振ることができる急行カードと同じ効果があり、それを複数回使えるといったものだ。ちなみにいつなくなるかはわからない。
ぶっとびカードはどこかのマスまでヘリコプターで飛ぶことができるものとなっている。ただ、どこに飛ぶかはわからないので、わりとギャンブル的な要素が強いカードである。
「そうですね、ここは堅実に急行周遊を使っていきたいと思います」
「おーいいね」
[まあそうなるよね]
[安定]
「あ、11マスですか」
「おー結構いいじゃん!」
急行カードの最大値は12なので出目としてはかなり良い。
「とりあえず矢印通りに向かっていこうかな」
「ま、そうなるよねー」
「お、黄色マスですね」
黄色マスはカードマスだ。
いろんなカードがルーレット上に回っているので、選択したときのカードが手に入るマスだ。
とはいっても、いいカードだらけというわけでもなく・・・たまに悪いカードも入っていたりする。
「たいらのまさカードがでましたね」
「たいらのまさってなんだっけ?」
「説明もなく終わってしまいましたね」
[所持金が全員合計の平均値に統一されるやつじゃなかったけ?]
[びみょいね]
[まあまあまあ]
「お、次は私の番だねー」
「桃さんはどうするんですか?」
桃さんは少し考えたのちにこう言った。
「せっかくだし、ぶっ飛んじゃおうかな!」
「ほ、ほんとうですか?」
「まあねー」
[おお!]
[いいね]
[まあ、33だと飛んでもいい距離感]
「じゃあ行っちゃうよ!ってあれ、角度良い感じじゃない?」
「ほんとだ」
「そろそろとまれー!お、和歌山って結構よくない?」
「え、めちゃくちゃ良くないですか?」
[運良!]
[すご]
[正直通り過ぎる思った]
「っと次はコンピューターの番だね」
「わ、私の1マス後ろまできましたね」
「おお、赤マスに飛び込むとは結構やるね」
赤マスとは自分の所持金がマイナスになってしまうマスのこと。冬はマイナス額が多くなって、逆に夏はマイナス額が少なくなる。
「ま、とはいえそんな痛くはなさそうだね」
「そうですね」
[4000万かー]
[まあ、そんなもんよね]
次のターンも回ってきたことだし、私は再び急行周遊を使ってサイコロを回す。
「あ、9マスですね」
「結構調子いいんじゃんね!」
「そうですね、残り13マスまで来れました」
「お、物件駅みたいだけど、何か買う?」
「そうですね・・・って全部4億円以上の物件で何も買えませんね」
「おお、高かったね」
[たか]
[%も低いし、3年決戦では買わなくて良さげなやつだね]
「じゃあ、次は桃さんですね」
「お、さっきのぶっ飛びで12マスまで来れたんだねー」
「おお、結構でかいですね」
[いいね]
「じゃあ、あとは急行周遊使っていきますか・・・って11マスじゃん」
「え、運いいですね」
[またしても]
[マジか]
「でも、あと1マス足りなかったなー」
「まあ、仕方ないですね」
「って京都あんまり回れない位置で結構着きづらいね」
[あーたしかに]
[これはだるいやつかもね]
「ま、普通にあと1マスのところ停まっておこうかな」
「それでいいんじゃないですか?」
「お、黄色マス・・・って結構いいカード回ってるね!」
[おお]
[比較的よさげ]
「って特急カードかー」
特急カードとは急行カードの上位互換となるカードで、サイコロが3個振ることが可能なカードである。
「でもいいんじゃないですか?」
「まあね。悪くないけど、でも特急周遊とかも回ってたの見ちゃうとね」
「たしかにそうですね」
[悪くはないんやけどね]
[たしかにw]
「って待って、噓でしょ!」
「これは・・・」
佐奈さんのターンが終わったと思った途端、サザエの変装をした何かが出てきた。
「うわーギンジだー」
ギンジとは、ごく稀に起こるイベントでお金を一定量持っていかれるというイベントだ。ちなみに黄色マスと赤マスはギンジが出やすくなっている。
「って全部持ってかれた!」
[これはひどいw]
[ここまで運よかったのにww]
「あ、ああああああああああああ」
「ま、まあ・・・ドンマイとしか」
「私の1億円があああああああああああああああああ」
少しかわいそうにも思えたけど、佐奈さんここまで運良かったから・・・ね?
その一方コンピューターは・・・
「青マス停まりましたね」
「まあ、さっきの赤マス分が返ってきたって感じじゃない?」
[まあまあね]
[マス目も案外微妙だし]
さくたは残り17マスまでしか来れなかったので、案外進んでいない。
とはいえ、さくたはこのゲームの中でも一番強いコンピューターなので、まだ油断することはできない。
「頑張らなくちゃ!」
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