前のエピソード――第77話流されてはダメだったんじゃないですか？

「男らしくないよ？まぁそんなところも愛くるしいからいいけどね！りゅうたん！さ、行こうか！」

「行かないから！行かないから！」

「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ私の家は近いからさ。お茶飲むくらいでさ。」

「いや、いや…………お茶で済むのか？」

「うん！…………………………多分」

「多分は無理な匂いがプンプンするな！めちゃくちゃするな！」

「う～ん、どうしよ。まぁ、一番手っ取り早いのはこれかな？これだな。うん。」

「何？何？何をごちゃごちゃ言ってんだよ？」

「あ、あそこに変な鳥！」

「は？」

「あそこ！あそこ！」

「何？何？どしたの？何をそんな必死になって………ヴっ………」

後ろからハンカチで鼻を塞がれ………意識がとんでいく。なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？なんだ？

「おやすみなさい。私の愛する私だけの愛するりゅうたん？」

最後に聞こえたその声と最後に見えた彼女の姿だけが意識が消える前に見えた…………

「アハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハアハハ次会うのは…………私だけの…………」

めちゃくちゃ笑う彼女の顔を見ながら意識は完全に途切れた。