第56話 幼児になったらダメだったんじゃないですか?

「あと、エリートってマジだったんですね。エリートはビックリしました。」


「へへん!えっへん!」


「めちゃくちゃバカそうなのに………」


「これは一種のギャップ萌えってヤツだよ!」


「ギャップ萌え通り越してギャップで凍りそうでしたよ。」


だって愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してるって連呼して学校調べて無理矢理来て無理矢理彼女になったヤツが男に対してグサグサグサグサグサグサ刺しまくる無口なエリートウーマンになってるのは流石に寒暖差ありすぎてひいた。風邪もひく。マジで。


「てか東大出てるってマジなんすか?」


「マジマジ大マジ」


「ホントにバカと天才って紙一重なんですね。」


「ホントにね~!」


「褒めてないの分かります?」


「え、褒めてないの?」


「今の何処に褒め要素があったんですか?」


ホントにネガティブなのかポジティブなのか分からない。一回死にかけてるからポジティブに狂ったように変わってるのかな?人間は怖い。怖い。


「私さ。褒めて欲しいの。りゅうたんに。」


「アラサーが何言ってるんですか?」


「アラサーだからだよ!アラサーだから!だから!誰も褒めてくれない。褒めてくれない。褒めてくれない。褒めてくれない。褒めてくれない。ついでにお年玉もくれない!」


「お年玉はオレもですよ。」


なんなら18で切り上げられたよ。


「褒めて欲しいの褒めて欲しいの褒めて欲しいの褒めて欲しいの褒めて欲しいの褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデしてナデナデして!」


「幼児になりすぎですよ。」

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