第43話 キャラ変したらダメだったんですか?
「ごほん!ではでは、入るよ!」
「入ってください。」
「緊張してる?」
「入ってください。」
「緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?緊張してる?」
「だる絡み止めてください!緊張はしてますから!めちゃくちゃしてますから!」
何でこんな大会社に入らねばならないのだ。
「じゃあ、キャラ変!りゅうたんキャラ変するから!ついてきてね!」
「あなたについていけた試しがないんですけど………」
自動ドアを開け中に入る。
と共に挨拶をしてきた男の人がオレらを、いやオレを止めに入る。
「早乙女さん。」
あ、そう言えば早乙女さんだった、この人。
「誰ですか?この人は?仕事場に誰を呼んでるんですか?」
そりゃあ当たり前の質問だよね。うんうん。オレは入れないよな。うんうん。
早くかえ
「は?この子は私の親戚の大学生、龍っていうんだ。ゲームが好きで今私の家に泊まりに来ててお姉さんの会社がみたいからって連れてきただけだけど?文句ある?」
「いや、しかし………」
「ゲームの発展は日本の進化に繋がるんじゃなかったの?なのに興味のあるって言ってる若い芽を抜くんだ。キミは。今ゲーム会社も何処も人が足りてないのはよく分かってるよね?だからブラックブラックブラックブラックブラックって言われて辞めたり病んだり死んだりするんでしょ?1度興味があるって言ってる子がいるのなら体験させる機会があってもいいんじゃないのかな?え?え?え?」
「いや………その………」
「反論あるかな?」
「い、いや………な、ないです………」
「なら社長にも言っといて。この役立たずが。」
「すいません………でした。早乙女さん…」
「黙れ。仕事に戻れ。」
「流石鬼の早乙女。容赦ないなぁ………」
「論破しかされないからなぁ………怖い怖い」
「見た目は良くても中身がアレじゃ、モテないよな?」
「てか興味がないだろ?恋愛とか?そんな風に見えないし。」
「だな。」
え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、え~、
キャラ変にもほどがないですか?
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