第40話 押したらダメだったんですか?
「あ、人めっちゃ入ってくるよ?気を付けて!」
「ちょ、マジか!マジで?」
人めっちゃ入ってくるとか言ってたけどさぁ。言ってたけどさぁ。
「ここまでパンパンになることになる?」
「パンパンなんだよね。座れたことない。アハハ。」
「凄いわ………初めて尊敬したわ………」
「初めてって。ぷぅ。ひどいなぁ。てか何か辛そうじゃない?」
「ギリギリなんで。立ってるのがギリギリなんで。」
「何だ。そんなことなら私の胸においで。」
手を伸ばしてくる。
「いや、いい。」
「苦しいでしょ?だから胸においで?」
「いや、いい。後数分だろ?だからいい。」
「出したいでしょ?大丈夫。大丈夫。大丈夫。優しくしてあげるから。優しく優しくしてあげるから。早くおいで?」
「いやらしい言い方にするなよ!マジで…」
「おっと、すいません。」
電車のガタン!で後ろの男が背中を押してくる。押してくる。
ちょ、バカっ、ちょ、バカっ、ちょ、バカっ
バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ
むぎゅう。
「わぁお。いきなりで大胆!私からもぎゅーってしてあげる!」
「ちょっと待って!誤解!誤解!誤解!」
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