第26話 自分のゲームの腕を過信したらダメだったんですか?
アレ?
アレ?アレ?アレ?アレ?
「やった~!勝った~!」
「え。ま、マジで…………」
その試合は10 0で負けた。
嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。
いや、いや、いや、いや、いや、いや、
俺最強だし。最強なんだし?最強なんだから負ける訳がないんだよ。負ける訳が。上級生にも勝ったし地域で1位にもなったんだぞ?
俺の特技なんだぞ?それがこんな27のヤバい女に負けるなんて………あり得ない。あり得ない。あり得ない。絶対にあり得ないから!
「勝ったから命令だね。う~んと何にしようかな?」
「ちょっと待って。」
「何?」
「もう一戦まずしよう。」
「え、いいよぉ。ヤル気だね!」
ふー、さっきは油断してた。だから負けたんだ。中々やる敵なんだからやる敵だと分かってやればいいんだよ。やれば問題ない。うん。問題ない。よし、肩の力も抜こう。ふー、大丈夫。大丈夫。俺は強い。うん。大丈夫。
「よし、行くぞ!キラリ!」
「やった~!またまた勝った~!」
「……………」
嘘だ。画面に映るはゲーム結果12 0
さっきより酷くなってる。
え、俺のゲーム機壊れてる?いや、壊れてるならキラリの方も壊れてるはず………だけど普通に動いてる…………なんで?
「じゃあ勝ったから~」
「もう一回!もう一回だけ!もう一回だけしよ!」
「え~、お願い事まだやってないのに。」
「次負けたらお願い事5にしていいから!」
「え、ホントに?じゃあやる!」
そうだ。ヒリヒリが足らないんだよ。ヒリヒリをつけてやらないと自分に足枷つけて手錠つけた状態でやらないと意味ない。やるしかない。そうだ。そういう状況だから負けたんだ。自分を震いたたせないと!
「よし!行こう!ボコボコにする!」
「やった~!またまたまた勝った~!最大スコアだ~。」
「嘘だろ………………」
点数は30 0
ボロ負けもボロ負け。マジで負けている。こんな負けたのは初めてだ。
「嘘だろ…………」
「とりあえず勝ったから5個お願い聞いてもらえるね!」
残ったのは最悪の手札のみジョーカーだけだった。
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