祭りと花火と僕等の恋 宮田弘直作

こちらからお読みいただけます。

https://kakuyomu.jp/works/16818093083145452509


・甘酸っぱくて、可愛くて、切なくて、思わずニヤニヤしちゃいました。特に1作目は「コミュニケーションって難しいよなぁ」と思いながら共感して読みました。


・文体は固くなりすぎず、かといってくだけすぎない丁度いい塩梅だったと思います。所々に笑える所もあって、緩急のついた綺麗な文章でした。


・物語の構成も良いですね。こういう1つのテーマで色々な話が見れる構成は大好きです。2話目の主人公が1話目で触れられるのもにくい演出ですね。個人的には2話で終わりにせずにもっと続きが読みたいです。長編でもこの作品ならダレることはないんじゃないかと思いますし、この構成は複数話になるとさらに輝くのではないかと感じます。


・強いて改善点を挙げるなら、樹の説得〜拓也の気付きの流れがもう少し丁寧だと分かりやすいかなとも思います。拓也は樹に会うまでかなり苛々していたと思うので、自分の誤りを素直に認められないと思うんですよね……。あとは、もう少しカップルの関係性の説明があると感情移入しやすくなるかなとも思いました。ただ、これは私個人の好みなのであんまり気にしなくていいです。

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