星使いの勇者
星宮燦
第一章 ようこそ、異世界へ
プロローグ 暗闇の囁き
とある洞窟の最深部に広がる地底湖、その中心にある純白の神殿。
壁は
観音開きの扉は開いており、
声はそこにあった。
なんとも形容し難い、形なき声。
それは脳に直接響く念話とも異なり、ただ空間に『声』として存在していた。
その存在には、形も色も、匂いも伴わない。
まるで野原の小鳥の鳴き声のような軽やかなリズムで『声』は歌うように言葉を紡ぐ。
私はラツィエル
全てを
斯くて勇者は召喚された
星に選ばれし28人
彼らの行方ゆくえは神のみぞ知る
誰がここに辿り着くのか
いつか闇に
わたしをみつけるのは
誰なのか
今のわたしはただ声ひとつ
それでも今も夢をみる
いつかここに来た人が
わたしを救ってくれる夢
形なき声ラツィエルは、暖かく穏やかなリズムで夢の歌を終えた。
その声の主が日の目を見る日は、遠くないところまで迫って来ていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めまして、
ところでこの小説、なろうで始めたものなんです。もし早く続きが見たい方がいたら、なろうに行ってみてください。カクヨムの方も早く追いつこうと思いますが、多分まだ追いつけないと思うので(コピペするだけですが)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます