【第3章完結・旧ver】天界の代報者~神に仕えし者たちの怪奇譚~

桜月零歌

序章 現在と過去編

プロローグ ︎︎新たな代報者の誕生

 ──ここは『噂や伝承などが具現化する世界』。

 人智を超えたものはその力によって具現化され、現世へ現界する。


 そして、その力により世界には古来より"祟魔すいま"と呼ばれる妖魔奇怪が蔓延っていた。


 それらを祓うのは、"代報者だいほうしゃ"と呼ばれる神に使える者たち。かの陰陽師・安倍晴明や邪馬台国の女王であり巫女であったとされる卑弥呼もその1人。そして、今日その役目は神に仕える神職たちにあった。


 彼らは現世に干渉することのできない天界に住まう神達に代わって、森羅万象を見通す目"霊眼れいがん"、浄化作用を有する"祓力ふりょく"、浄化作用を有する異能力・"祓式ふしき"と呼ばれる力を使い、日夜祟魔を祓っていく。


 そして、2021年4月某日。千年と都と呼ばれし京都にて、稀代の力を有する代報者が誕生することとなる。

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