宴も酣
岸亜里沙
宴も酣
家臣「殿、もう我が兵は数える程に減ってしまいました。このまま敵の
城主「分かっておる。もはや上杉の援軍は期待出来ん。だが
家臣「ですが、敵兵はおよそ8000。我が兵は200程です。
城主「
家臣「分かりました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
兵士「殿、敵の城に異変がございます」
殿様「このような深夜に何事だ?」
兵士「城に煌々と明かりが灯され、宴を催しているようです」
殿様「なんだと?まさか、敵は気でも触れたのか?」
兵士「分かりません。しかし、
殿様「よもや、
兵士「末恐ろしい・・・。確かに
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
家臣「殿、敵が撤退を始めております。一体どうしてでしょう?」
城主「昨晩、我らが宴を催したからじゃ」
家臣「私には理解が出来ませぬ。何故敵は勝ち戦から退くような事を?」
城主「それが作戦じゃ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
兵士「殿、今回の
殿様「まさか
宴も酣 岸亜里沙 @kishiarisa
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