親友がヒーローだった。

サボり中のエアコン

第1話

この町には、みんなが憧れるヒーローがいる。


当然俺も憧れている。


そして親友がヒーローの映像を持って来てくれてた。


「いやー、何度見てもかっこいいな」


「だろう。」


「うん、ありがとうこのビデオ撮って来てくれて」


「いいんだよ。なぁそれより今回のお礼・・・と言うか頼みなんだけど」


「うん、なんでも言ってよ」


「いや、あの断りたいなら全然断ってくれても良いからね。」


「いいよ、別にヒロには今回の映像以外でも助かってるから恩を返したいし」


「いや、それならいつもノートとか欠席貸してもらったり、欠席誤魔化すの手伝って貰ってるからこっちのセリフだよ。」


「そうかもだけど、いいよ。何でも。親友だし」


ヒロは嘘偽りない笑顔で言ってくる、優に対して


「・・・わかった。じゃあ、頼むね」


「うん」


「じゃあ、俺と一緒に戦ってくれ」


「いいよ」


「え、何とか聞かないの?」


「うん、知ってるモンヒロがヒーローだって」


「はぁ?」

 

「いやぁー、ヒロは知らないだろうけどね。実はね、俺もヒーローなんだ」


「いや、いやいや、そんな訳ない。だってヒーローは一人しかいないし」


「うん、今はね。」


「今は?」


「ヒロも知ってるでしょ、50年前にいたヒーロー」


「・・・??いや知ってるがそいつのは、Yはもうそれなら最低でも50つまり60くらいのはずだろう。」


「そう、つまり俺時代超えてきたんだ。」


「はぁ??」


「つまりつまり、俺はまぁヒロのご先祖様だよ」


「はぁーーーー!!」


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親友がヒーローだった。 サボり中のエアコン @eaconnn

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