第2話

 「再婚するの?」


「うん、優もお母さん以外と関われる人間が出来た方がいいかなって思って」


「無理だよ!!無理!!俺なんかと一緒だったら再婚相手に逃げられちゃうよ」


「そうかもね、でもそうなったらお母さんは一緒に居てあげることは変わらないから」


「・・・でもこれ」


「それに、ーーさんは基本家に入られないしいは、最悪、優が話さなくて別にいいよ」


「・・・それなら、」


「それに、優は優しいから、ずっと私だけってのは心配だったんでしょ」


「そ、そんなことないよ!!」


「優の場合、それはデレじゃなくて我慢なのよね。優しい所だけど、こう言う性格が友達が出来ないんだよね」


「・・・ぅ、」


「とりあえず、じゃ再婚の話は進めてみるね」


「わかった」


こうして、再婚の話は進んだのだが、この時一言も相手に娘がいると教えて貰っていなかった。


でも、確かにお母さんの言う通り・・・

俺はお母さんに幸せになって欲しいし、俺自身変わらないといけないと思ったから、これで良かったけど。

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親が再婚して沢山義姉が出来た。 少し復活したエアコン @eaconnn

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