愛されなかった全ての僕へ

@Nananose2009

第1話

「もしもタイムマシンがあったら行きたいのは過去か、未来か。」そんな陳腐な質問にすら僕には答えることができない。過去にも、未来にも、僕はほんの少しも期待していない。過去に行ったとして目に映るのは変えようのない現実だ。どんなに悲惨な未来を見たとしても僕にはそれを否定する力も、気力もない。ただ、一つ言えるとするならば、現状よりも悪い状態は僕にとって存在しないと言い切れるということだ。

 僕は何をするために生まれてきたんだろう。

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