第4話 1ー4 ステータスの上昇
ところで、俺のステータスは、日々の独自訓練の
名前 :秦山英一郎
種族 :ヒト族
年齢 :15歳
性別 :男
職業 :なし
覚醒レベル :1(+1) <1/5上昇>
STR(筋力) :16 <4上昇>
DEX(器用さ) :7 <1上昇>
VIT(丈夫さ、持久力):16 <4上昇>
INT(知性) :127 <1上昇>
MND(精神力) :14 <2上昇>
LUK(運) :10(+1) <1/5上昇>
AGI(敏捷性) :9 <1上昇>
CHA(カリスマ、魅力):5(+1) <1/5上昇>
言語理解 :1(+2) <1/5上昇>
≪注釈≫
【覚醒レベル】の1で(+1)は、五段階で+5に至ると次の数値に上がる。
同様に、 “覚醒レベル”、“LUK(運)”、“CHA(カリスマ、魅力)”及び“言語理解”の上がり
【スキル】
鑑定 :LV1<1上昇>
隠蔽 :LV1<1上昇>
偽装 :LV0
剣術 :LV0
槍術 :LV0
棒術 :LV0
弓術 :LV0
格闘術 :LV1<1上昇>
射撃術 :LV0
【その他スキル】
調剤 :LV0
料理 :LV1<1上昇>
裁縫 :LV1<1上昇>
採掘 :LV0
鍛冶 :LV0
闘気 :LV2<1上昇>
【ユニークスキル】
Resistance :LV1(+2) <1/5上昇>
Reaction :LV1(+2) <1/5上昇>
【属性―1】
燃焼 :LV2 <1上昇>
分子運動 :LV2 <1上昇>
組成 :LV2
注釈:
属性―1は、Reactionに関わる素因
【属性―2】
光 :LV0
風 :LV0
聖 :LV0
熱 :LV1 <1上昇>
音 :LV0
空間 :LV2 <1上昇>
注釈:
属性―2は、Resistanceに関わる要因
【守護霊】
元仙術師 黄蓬莱
【称号】
虐められし、レジスタンスの戦士
中でも覚醒レベルが1/5上昇、STRとVIT、闘気、属性1の各素因、属性2の空間が上昇したのは多分自主訓練の成果なんだろうね。
但し、DEX、MND、LUK、AGI、言語理解、それに鑑定と隠蔽に格闘術、更に料理と裁縫がそれぞれ少し上がっているんだけれど、理由がよくわかんねぇ。
精々、思いつくのは、英語の授業で英会話があったこと、家庭科で調理実習と裁縫の実習がそれぞれあったこと、体育の授業でサッカーをやったこと、授業では無いけれど護身術を兼ねて、家で空手と合気道の型を動画で見ながら物真似したぐらいしか思いつかないんだが、それでもレベルって上がるのか?
いくら何でも、サッカーは格闘術には入らんだろうな。
しかしながら、これは何でも試してみるべきかもしれないと俺は思ったよ。
当座できるのは、ネットで動画を探して、それを参考に棒切れを振り回して剣術、棒術それに槍術の物真似をすること。
弓術は、弓もアーチェリーもないから様子見だけれど、・・・。
もしかすると、手製の弓でもアリかもしれないな。
射撃術は、しょぼいけれどおもちゃの銃で取り敢えずは代用だな。
本物はまず無理だ。
やってみるか。
後は偽装とか、採掘に鍛冶、家事、それに属性2の魔法じみたのも試す必要がある。
◇◇◇◇
5月の連休は、個人的に一杯やることができたようだ。
4月も下旬に入ると大型連休の過ごし方をいろいろ考えにゃならんのだ。
ウチは、親父がサラリーマン、一応F市内では大手企業の課長さんだ。
おふくろは華道の草◆流二級師範でお弟子さんもいるんだ。
市内で草◆流の看板を出しているのはウチぐらいだから、お弟子さんも結構多いんだろうが詳細は知らん。
若いお姉さんが日替わりで結構たくさん家に来るんだ。
だから家族が出入りする玄関と、お弟子さんが出入りする玄関は違っている。
多分お弟子さんが出入りする玄関の方が正規の玄関なんだろうね。
格子戸を配した
一方の家族が専ら使用する裏口は、鋼製ドアで頑丈が取り柄の通用門風玄関扉だね。
正面玄関から中庭の一部は見えるけれど、裏口からは中が見えない。
家の中心部からみて正面玄関は東北東の方向にあり、裏口は西方向にあるんだ。
ウチは結構大きな家なんだよ。
四百坪超の敷地に二階建ての木造家屋がある。
もともとは江戸時代からの古民家だったらしいのだけれど、さすがに老朽化して俺が生まれる前に建て替えたようだ。
家と土地の所有者は、俺の爺さんである
その書店の方は、俺の叔父であり、爺さんの次男坊にあたる
爺さんの妻である婆さんは、
俺が長男坊で、俺の下に長女
親父がサラリーマンでよかったよ。
親父が商売人だと、俺が後を継がねばならない可能性もあったわけなんだが、その意味では俺の将来は、特に縛られてはいない。
但し、資産家の息子とみられているらしく、いろいろと面倒ごとは多いんだぜ。
俺が社会人になったなら、間違いなくおふくろのお弟子さん達が
何しろ、我が家のある街は、東京あたりと比べたらただの地方都市だけれど、結構大きなな港湾を抱えており、県庁所在地に次いで人口の多い産業都市だ。
JRのF駅に近い一等地にある我が家は、土地の評価額だけで数億円を超えるんだそうだ。
遺産相続で
まぁ・・・・、俺の代になってからの話は別として、少なくとも俺の親父と叔父の間では、既に談合ができているみたい。
駅前の書店を叔父が引き継ぐことで書店の土地建物は叔父の方に、家の土地・建物は俺の親父に行くことになったそうである。
相続税が結構な額になりそうだが、評価額と実際の地価とは違うらしいから、相続税の手当てまである程度親父と叔父の間で済ませているらしい。
遺産で揉めるとしたら、俺や妹たちの間かも知れん。
その時には、相続の分与率と税で揉めるのかな?
まぁ、今からそんな心配をしても仕方ないだろう。
俺はそんな遺産に頼らずとも生活できるよう自分なりの生活設計を立てて行けばよい。
◇◇◇◇
ところで妹二人だが、可愛いぞ。
手前ミソでも、シスコンでもないが、同年代の女の子の中ではウチの妹達はアイドルにもなれそうな顔立ちをしていると思う。
麗花の方はまだ育ち盛りだから未だその片鱗がわずかに出ている程度だが、花奈の方は百人が百人とも間違いなく美少女と認める顔つきをしている。
まぁ、おふくろがかなりの美人さんだから、その血を受け継いだんだろう
おふくろは、いつも和服を着て、きつい顔つきをしているので年齢よりもやや老けて見えるんだが、若作りをして化粧をするとそれこそ化ける。
お弟子さんの手前、普段はちゃらちゃらできないようだが、同窓会などがあると和装でなく洋装で出かけるからイメージが全く違って見える。
マァ、ウチの親父もおふくろと並んで立つと、それなりに映えるから、いい男の部類だろうな。
俺?
うーん、俺は、まぁまぁ、普通の男子高校生だろう。
イケメンとは言えんかもしれないが、フツメンよりはちょっとだけマシな程度かな?
ここのところ、学校では小林梓が何かとすり寄って来ているような感じがするな。
別に彼女が色気で迫ってきているわけではないぞ。
入学したての頃は、互いに違う中学出身だったから同じクラスとはいっても話しにくかったわけだが、例の
尤も、『彼女いない歴=年齢』の俺としては、とても喜ばしいことであるのは間違いない。
目下、俺には
幼い頃一緒に遊んだ同い年の女の子も近所にいるんだが、別に嫌われているわけじゃないとは思うけれど、中学生になってからは何となく避けられている感じがしたなぁ。
中学は同じ学校に通っていたけれど、クラスは別だったこともあって、ほとんど没交渉だった。
顔見知りだから、道端で顔合わせたら目礼ぐらいはするんだけどさ。
思春期ってのは難しいよなぁ。
男の幼馴染もちゃんといるんだぜ。
それこそ幼稚園から一緒の奴だったんだが、あいにくと高校は別なので会う機会も少なくなった。
友達づきあいはあるにしてもその機会が限られるということだ。
今の高校のクラスで仲間を作って行くしかないだろうな。
特別に親しいというわけでもないが、例のいじめ問題以降は小林梓以外のクラスメートとも気軽に話せる雰囲気にはなっている。
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