端からどうぞ

演壇に飛び込んだ3人のだらんとした手首から蔦のように深くゆっくりと雫が垂れて初めて

ぼくらの肌に光エネルギーを代謝しに来た

船は肩の上からハンカチ振って、タイヤが壁の傘になるまで3本ずつ交代する

左の中指に絡めた岩が重たく湿っとして、子どもたちのいた教室はテレビを外されてどよめき　ビー玉のコケに箱ごと転進する


⚫︎色した工作中の眼帯がドライアイスに当たっちまってウミヘビと辰の子に戻ったみたいだから

ハンドルを両手で握ると、断崖に向かう優しいため息で白黒な雲の下側へは、鍵の渡ったレンタカーのトランクから動く影がわなわなと、昼ドラが木陰で涼しそうに振る舞うのを知ってて美術館の石膏がふいッと避けて、破廉恥な国道を暗くするまで直流回

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