第14話

日記形式の作品は、面白い。


『あしながおじさん』は、日記の形だから季節感感じるし。原書の英文、難しい単語もあるけど、それ、元々難しい単語だから。例えば大学の科目名とかね。あえて組み込んで、主人公のジュディがその教科が難しくて苦労してるって雰囲気出してるの。英語の原書読んでみようかな、って方いらしたら、初めての一冊にお薦めです。


『アルジャーノンに花束を』は、翻訳がお薦めです。原文は上級者向け。主人公のチャーリイが、初めちゃんとした文も書けない状態から、手術で普通の人よりもはるかに優れた知能を身につけて、そして、また元の状態に戻ってしすうまう、その経過を、日記の文章が間違いだらけだったのが、難解な文に変わっていって、それがまた元に戻っていく様子で表現されていて、見事な演出。


日記って、その人の成長や日々の変化が分かるのが面白いんですね。




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