### 大河ドラマ『藤堂高虎』第十九話：「新たな時代の始まり」

#### あらすじ

第十九話では、藤堂高虎が領地の再建を終え、新たな時代を迎える過程が描かれます。彼がこれまでの経験を通じて得た教訓を基に、領地に新しい風を吹き込む様子と、それに伴う試練が焦点となります。

### 第一幕

高虎が領地の再建を終え、新しい行政体制や経済振興の施策を進める中で、新たなリーダーシップが求められます。彼はこれまでの経験を生かし、領地の発展に向けた具体的なプランを策定します。改革の一環として、農業の振興や商業の活性化、教育の充実など、多方面にわたる施策が導入されます。

### 第二幕

新たな施策に対する領民の反応はさまざまであり、一部では懐疑的な意見も上がります。高虎は領民の信頼を得るために、自ら前線に立ち、施策の効果を示すべく行動します。この過程で、領民との対話や意見交換を重ねるシーンが描かれます。

また、領地の発展を支えるために、新たな仲間や協力者が加わります。これにより、高虎のチームが一丸となって目標に向かって進む姿が描かれ、協力と信頼の重要性が強調されます。

### 第三幕

一方で、新たな試練も待ち受けています。周辺の勢力との対立や、内部での権力争いが勃発し、高虎は再び困難な状況に直面します。特に、領地内で権力を握る一部の勢力が改革に反対し、陰謀を巡らせます。高虎はこれに対処しながら、領地の安定を保つための戦略を練ります。

この過程で、高虎の知恵と戦略眼が試され、彼のリーダーシップが再度注目されます。彼の選択が領地の未来にどのような影響を与えるかが焦点となり、視聴者を引き込む緊張感のある展開が繰り広げられます。

### 第四幕

物語のクライマックスでは、高虎がこれまでの経験を振り返り、領地の未来に向けての最終決断を下します。彼が新たな時代を迎えるためにどのような選択をするのか、その決断が領地に与える影響が描かれます。

最終的には、高虎の決断が領地に新たな希望をもたらし、彼のリーダーシップが領民にとってどれほど大きな意味を持つかが示されます。物語は、彼が迎える新たな時代の始まりを描き、次回への期待感を高めます。

### 結末

第十九話の結末では、高虎が新たな時代を迎えるシーンが描かれ、彼のこれまでの努力が実を結ぶ瞬間が訪れます。領地の発展と安定が確保され、高虎のリーダーシップによって新たな未来が切り開かれることが示されます。物語は、彼の成長と成功を祝福する形で締めくくられます。

### キャスト

- **藤堂高虎**：佐藤健

- **高虎の妻**：北川景子

- **部下たち**：濱田岳、柄本佑、

- **新たな仲間、桑山重晴**：生田斗真

- **反対勢力のリーダー**：宇梶剛士（光秀のスパイ。火縄銃の使い手）

### 見どころ

第十九話「新たな時代の始まり」では、高虎の領地再建と新たな時代の幕開けが描かれます。彼のリーダーシップと改革の成果がどう実を結ぶのか、また、試練に対する彼の手腕が見どころです。高虎の成長と成功が感動的に描かれ、物語の締めくくりとしてふさわしいエピソードとなります。

　桑山重晴

　桑山氏は、鎌倉幕府の有力御家人・結城朝光の子孫で、尾張国海東郡桑山ノ庄を代々領したことからそれを姓と称した。

大永4年（1524年）、尾張国で生まれ、桑山以則（修理大夫）または桑山定久の子という。

　初名を重勝といったが、かなり長く重勝の名を使っており、天正10年（1582年）6月付の『妙法寺文書』に杉若無心との連署で、「桑山修理亮・重勝」とする花押が残っている。

　初めは織田信長の家臣・丹羽長秀（惟住長秀）の与力だったらしいが、天正3年（1575年）の『竹生島文書』に羽柴秀吉の奉行衆としてト真斎信貞と重勝の連署が残っている。長浜城時代の秀吉に仕えたとする系図もあるが、近江国の羽柴家と丹羽家の所領は隣接しており、両属のようである。

天正10年（1582年）頃、重晴（重勝）の知行は1万石であり、秀吉の弟・羽柴秀長の配下に転じて但馬国竹田城主となった。この竹田城で長男を亡くしている。

天正11年（1583年）2月、賤ヶ岳の戦いでは、重晴は山頂の賤ヶ岳砦を守った。佐久間盛政の攻撃に際して従属するような態度で在陣を続けて、夜が明けると砦を放棄して山を降りてしまうが、結果的には秀吉の来援までの時間を稼いだことになった。重晴は丹羽長秀隊と合流して反撃に参加。4月27日、長秀はこれらを賞して、家臣の丹羽秀重、長束正家と共に、重晴にも加増を与えている。

天正13年（1585年）、紀州征伐に参加し、重晴は自ら首級を上げる手柄があったので感状を受けた[7]。秀長の大和国への転封に伴い、紀州和歌山城主に転じて2万石を加増された。

文禄3年（1594年）、伏見城の工事を分担。

文禄4年（1595年）4月、秀長の養嗣子の豊臣秀保の死によって大和豊臣家が断絶すると、秀吉の直臣となった。同年7月8日、豊臣秀次が謀反の疑いを釈明するために伏見城を訪れた際、伏見城大手門の守備を任された。その功により、和泉国日根郡谷川に1万石を加増されて、計4万石となった。この頃、剃髪して「治部卿法印」と称するようになった。果法院と号し、法名は宗栄。

　慶長元年（1596年）5月11日に修理大夫の官位を孫の一晴に譲り、退隠する。秀吉の御伽衆となる。

慶長3年（1598年）、秀吉の死に際して遺物金15枚を受領。

慶長5年（1600年）、関ヶ原の役では、徳川家康は山岡道阿弥を派遣して7月29日付の書状を渡して、西軍の大和郡山城の増田長盛の所領を与えると加増を約束したので、重晴と一晴は東軍に属して、和歌山城を守った。

同年、重晴は隠居して一晴に和歌山2万石を継がしめ、次男の元晴に1万石を分知して、谷川1万石の領地のみを保持。一晴は4,000石を、元晴は2,000石を養老料として戻したので、和泉谷川1万6,000石（谷川藩）を領有することになった。

　戦後、徳川秀忠に家法の薬と帷子を献じたので返事の礼状をもらった。

　慶長11年（1606年）10月1日に死去した。享年8。幕府は谷川の養老料のうち元晴に6,000石を分与し、孫の清晴に1万石を相続させて2代谷川藩主とした。