屋上

クラスメイトが後ろで見守る中、俺たちは2人で話すことになった。

優「・・・春、大きくなったね」

春「それは、お兄ちゃんこそ」

なんだろう。さっきはのりと勢いだけど、なんだかすごく緊張して来た。クラスで人気No.1の女子であることは変わりないし、ヒロ含む男子の嫉妬の視線も強いし、

春「あれ、お兄ちゃん緊張してるの？」

優「・・・っ！！」

春「女の子はそう言うのに敏感なんだよ。みんな、私のお兄ちゃんは妹にビビってますよ！！」

クラスメイトは笑う。

一方俺は恥ずかしい。

優「・・・つか！！春こそ！！俺はともかく！！事情を知った瞬間！！妹面恥ずかしくないんですか！！」

妹「・・・なぁ！！」

これは渾身の一撃だろう。

優「そうだよね。今まではあのキモ兄とか、影薄とか、思ってたお兄ちゃんに急に、過去の事情を知ってメロメロ大好きお兄ちゃんになるのは仕方ないけど！！温度差ね！温度差！！」

春の顔が照れている。

秋「お兄ちゃんと結婚する！！」

まさかの援軍！！

夏「ブラコン！！」

「ブラコン」✖️クラスメイト

春がやられている。普段冷静で、落ち着きがある人がここまで恥ずかしがらせるみんな気持ちいいよな。

優「シスコン！！はい！！シスコン！」

秋「シスコン！！」

クラスメイト「シスコン！」

俺は自ら、ノリを作ることでこっちは恥ずかしくないぞとアピール

「しす・・・はぁ！！」

また昼のように飛ばされる。

背景　お母様　←妄想の他人の優しいお母さん

　妹は立派な暴力ヒロインに成長しました。

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