双子の妹と別に暮らすことになった。そして高校で再開したが

少し復活したエアコン

第1話


 俺には大切な妹がいた。


 だが、小6で離れてしまった。


 ______


高校生になり、俺は


 「なぁ、やっぱりいいよな春ちゃん」


「・・・そうだな」


「なんだよ、顔が圧倒的にいいし、俺たちのような影の人間にも優しい・・・いいよな。憧れちゃう」


「・・・それに対して、俺たちは友達も全然出来なくてオタク活動の毎日だからな」


「悲しいこと言うなよ。あー今からでも辞めて」


「駄目だ。もうイメージは付いてる」


「マジで希望ないやん」


「そうだよ」


 こうして話している間にも春はみんなに囲まれて楽しそうにしている。


 ヒロもそんな春を眺めて、エロいことでも考えているんだろうか・・・


対して、俺は昔に離れた妹の名前も春だ・・・


だから、何というか別なことを思ってしまう。


まぁ彼女とは見た目も違うし・・・何より、俺に対しては気づいてくれると思うからな


夏 「ねぇ、優」


「・・・っ、何ビックリした?」


「いやぁ、それはアンタもよ。春のことジロジロみて」


「いや、それはヒロに春のことで話題に振られたから。」


ヒロ「いや、そりゃ見ちゃうだろう。すごく美人だし」


夏「確かに美人だし、性格いいのは分かるけどジロジロ見るのは良くないと思うよ」


ヒロ「ごめんなさい」


優「俺も気をつける」


夏「そうね。あ、つかやっぱり優もそう思ってたのね」


優「ちょ、今の声でかい・・・ワンチャン聞かれてたかも、」


夏「ご、ごめん」


優「いいよ。それで、実はもっと別な理由があって」


夏「理由??」


優「そう、実はね。小さい頃に離婚して離れた妹の名前が春で、その妹のことを思い出して」


夏「へぇー、そうなんだ。確かに優は見てると言うよりボートしてる感じだったしね」


優「そうそう、本当はずっと会いたいんだけど、会えなくて」


夏「・・・ゆう」


そう、例えば入学式の時に名前の名簿にまさかと思った。けどそんな偶然はあるわけがない。


「どこに居るんだろう」




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