詩『おじいちゃんとボク~逆襲のロード~』
夢月みつき
本文『続編の詩』
こちらに前作があります。まだの方は良かったら、お読みください。
詩「おじいちゃんとボク~ひねくれもののロード」 https://kakuyomu.jp/works/16818093082595766606/episodes/16818093083352080642
ポチが鳴いている
「クンクン」悲しそうに鳴いている。
そんな秋の日に僕からの
じいちゃんへの逆襲が始まった。
夏にメロンをひとりじめした
じいちゃんへ
僕からの逆襲のターン行くよ!
僕は、母ちゃんからもらった
お金、握り締め。
秋の味覚松茸を買ってきた。
香り松茸味しめじ、
美味しい美味しい、松茸を。
僕は、爺ちゃんの目の前で
炊き込み御飯にして食べちゃった。
食べちゃった!
逆襲のロード 逆襲のロード
悔しがる爺ちゃん、
寂しそうな爺ちゃん。
そんな、爺ちゃんを見て僕は……
僕は、僕は……
チクリ、チクリと胸が痛んで……
気がつくと、御飯を爺ちゃんにもよそっていた。
「僕には出来ないや」
爺ちゃん「ごめんな」と謝ってきた。
ひねくれものと正直もの
ひねくれものと正直もの
爺ちゃんと僕。
まだ、まだ暑い秋の日に、
ポチの幸せそうな、鳴き声が響いて。
僕とじいちゃんの争いが終わった。
逆襲のロード 逆襲のロード
もう、二度と通りたくない。
そんな、誓いを秋の空に思った。
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お読み頂いてありがとうございました。
詩『おじいちゃんとボク~逆襲のロード~』 夢月みつき @ca8000k
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