あなたの嘯いた愛の色は貴方の中には無かったのですね

『短歌の秋』投稿作品

赤:愛の色、血液


私を捨てた、かつて愛した相手を殺してしまいました。

『愛に色があるなら赤色だろうね』などと言ったあなたの血は真っ黒ではありませんか。



ホラー頭になって考えました。

親愛のあなた→他人行儀の貴方へ。

死体に変わってしまった愛しかった人の血の色は時間が立って黒くなるのですが、それを見た女性は相手に愛なんてなかったんだと思ってしまいます。

浮気された女性が相手の男性を……みたいな様子を詠んだ一首。

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