2話 ようこそヘウンデウンへ②
2話 ようこそヘウンデウンへ②
何だろう。
漁港だとか魚屋に漂っているような、どちらかというと不快に思うタイプの海の香りを感じる。
顔に強い光が当てられているのが、瞼越しの強い光と、顔の表面がチリチリと焼けるような感覚で分かる。
強烈な光を腕で遮りながら、ゆっくりと身体を起こして目を開ける。
強烈な光に目が慣れるまでは何も見えない。
僕は歯医者にあるような、背もたれの倒れる椅子に寝かされているようだ。
ようやく光に慣れてきたのか、ボンヤリと周りの景色が見え始めた。
隣を見ると、鮫の頭をした筋肉質な人が、僕の顔を覗き込んでいた。
「おぉ、起きたぞ、K。麻酔の量を間違えたから死んだかと思ったぜ。ガッハッハ」
鮫人間は顎が外れるのではないかと思う程に大きく口を開け、尖った歯を見せながら笑っている。
というか、ちょっと待て。
たった今、滅茶苦茶ヤバいこと言ってなかったか?
「おいおい、間違えたのは麻酔の量だけだよな?」
鮫人間とは違う方から女性の声がした。
辺りを見回すと、煙草を咥えた猫姉さんが、少し離れた所にあるソファにドッシリと座り、ローテーブルに足を乗せながらニタニタと笑っていた。
「俺を誰だと思ってる。俺はこの街一番の医者だぞ」
「治すの”上手”なDr.”ジョーズ”。だろ?」
鮫人間と猫姉さんが目を合わせ、ゲラゲラと笑っている。
どういう状況だ?
そもそも何でこうなったんだっけ?
「あのぉ、何が何だか分からないんですけど」
「思考回路も問題なさそうだな。ガッハッハ」
「何にも分からねぇって言ってんのに、何で大丈夫って判断になんだよ」
「俺ぐらいになると分かる」
鮫男は笑いながら床に落ちていたバインダーを拾い上げ、血で汚れた用紙を何枚か捲りながら
「頭部の軽傷3箇所と頬の軽傷1箇所の治療。それと、感染症の確認と最低限ワクチンの摂取。それから”魔力適性検査”と”魔法補助具”の脊椎埋込手術をしたんだ」
と言った。
え、魔力適性? 脊椎、手術?
あまりの情報量の暴力に、僕の脳内コンピューターはエラーを吐き出した。
「治療は分かりましたけど、ワクチンだとか何たら検査とか手術というのは何のことですか?」
「まだ分かんねぇのか? まず、アタシ等の言葉が分かるようになってるだろ?」
猫姉さんが、輪っか状の煙をポポポと3つ連続で吐いてから言った。
「それは猫ね、じゃなくて、アナタが耳に何かを入れ」
そう言いながら自分の耳を触ってみたが、耳には何も入っていなかった。
「あ、アレ?」
「あん時は”万能通訳機”を一時的に突っ込んだだけだ。アレは滅茶苦茶高ぇモンだから、何かあるとノノに怒られんだよ。
だから、万能通訳機がいらねぇように”魔法補助具”を埋め込んだってわけ。そっちの方がお互い楽だろ?」
「”魔法補助具”?」
猫姉さんはクセ毛の頭をガシガシと掻き毟り、鮫男に「説明よろしく」と丸投げした。
「怪我や病気で、魔力生成、魔力変換、魔法の使用が出来なくなった人に埋め込む機械のことだ。
ちなみに、坊主に埋め込んだのは最新機種だ。高いけど性能は良いぞ。電源を入れときゃ、魔力生成と翻訳魔法が全自動だからな」
性能が良いも何も、訳の分からない機械であることに変わりはない。
「か、勝手に手術したんですか?」
猫姉さんは肺にたっぷりと煙を入れ、長い時間をかけて吐き切った。
「だって、何言ってんだか分かんねぇもん」
「どうせやるなら治療と同時の方が安く済むし、お得だからな。ガッハッハ」
さっきから言ってることが滅茶苦茶すぎて、何処からツッコめば良いのかすら分からないレベルだ。
恐る恐る背中に手を回すと、肩甲骨の間ぐらいに異物感があった。
「おいおい、あんまり弄ると傷口が開くぞ」
痛みは無かったものの、傷口が開くなどと言われたら怖い。
僕は慌てて背中を触るのを止めた。
「その、機械は後から取れるんですか?」
鮫男は僕の顔を見ながら、大口を開けて笑った。
「ガッハッハ。何言ってんだお前。脊椎に入れたのは取れねぇよ。誰かに引っこ抜かれないために脊椎に埋めるんだから。補助具が取れたってことは、脊椎抜かれたってことだから、大抵は死んでるぞ。ガッハッハ」
は?
取れない機械を勝手に埋め込まれたの?
ショックで言葉を失っていると、コツコツと足音が聞こえた。
「目は覚めたんでしょ?」
新たに声がした方を見ると、パンツスーツ姿の女性が部屋の入口に立っていた。
猫姉さんと違って、頭から動物の耳だとか腰から尻尾が生えているわけではない。
青く澄んだ瞳に高い鼻、映画に出ていたと言われても何の疑いない綺麗な顔立ち。
腰まで伸びた茶色の髪は、絹のような滑らかさと光沢を放っている。
スレンダーな体型にピッタリとフィットしたパンツスーツは、凛々しさと共に気品すら感じる。
猫姉さんとは違う意味の綺麗な人だった。
彼女の特徴を確認している時に気が付いたが、この人は猫姉さんと手を繋いで外に出た時に、手から光線を出していた人だ。
「何で部屋に入って来ねぇんだよ」
茶髪の女性は顔の周りを手で扇ぎながら「煙草臭いから」と猫姉さんを睨み付けながら言った。
猫姉さんはいかにも不満そうな顔をしながら、まだ吸い終わっていない煙草を灰皿にグリグリと押し付けた。
「吸うのやめたから、説明よろしく」
「説明ってどこまで?」
「コイツに関すること全部」
茶髪の女性は溜め息をついてから、僕達3人から少し離れた所に置かれた椅子に座った。
「私の名前はノノ。アナタの名前は?」
「えっと、雨宮樹(あまみや いつき)です」
ノノは一瞬間を開けた。
「”あままやいつく”?」
「いや、雨宮樹です。長いので雨宮で良いです」
「”ままみや”ね。分かった」
いや、間違ってますよ。
それとも、”あまみや”という名前は発音しにくいのだろうか?
「そこに座ってる猫耳頭。彼女の名前はK(ケイ)」
ノノが視線を向けた先には猫姉さんが座っていた。
なるほど。
猫姉さんの名前はKっていうのか。
Kと視線が合うと、ニタニタと笑いながら火の点いていない煙草を舌と唇を使って器用に回していた。
「Kがアナタのことを殴って気絶させたの。死んでたら売れないし、アナタにどれ程の価値があるのか分からなかったから、治療のついでに検査もお願いしたの」
ノノが鮫男に向かって手を突き出すと、鮫男は血の付いたバインダーをノノに手渡した。
ノノが汚いモノを触るかのように指で端を摘みながら、バインダーの用紙を眺めていると、眉をひそめた。
「ねぇ。『魔力無し』って書いてあるのは何? 数値を書いて欲しいんだけど」
「数値を書きたくても、魔力が無かったら『魔力無し』と書くしかねぇだろ。ガッハッハ」
「測定しなかったわけでも、機械が壊れているわけでもなく、正真正銘の魔力無しってこと?」
「そうだよ」
ノノは、片手で両方のこめかみをグリグリと押した。
「だったら、”魔法補助具”を入れない方が高く売れたんだけど。何で補助具入れたの?」
ノノがKを睨みながら怒鳴った。
「知らねぇよ、そんなこと。面倒事を人に押し付けておいて、後からゴチャゴチャ文句言うなや」
「何だよノノ。そういう事なら最初に説明しておいてくれねぇと。
俺は手術が大好きなんだ。やらなくて良い手術だってやっちまう男なんだから、キャンセル予約は手術の予約よりも丁寧に確実にしてくれねぇとな。ガッハッハ」
開き直ったKと鮫男の表情を見たノノは、深い溜め息をつき「もういいわ」と投げやりに呟いた。
「とにかく、検査の結果、アナタは魔力を一切持たない”純人間”だということが分かった。
魔力が完全に無い人間というのは、絶滅危惧種に等しいから世界中にマニアがいるの」
ノノが名残惜しそうに、もう一度深い溜め息をついた。
一方的に説明されたものの、理解は全く追い付いていない。
「あの、”純人間”って何ですか?」
「Kみたいなのは獣人。ジョーズみたいなのが魚人。アナタは純人間。お分かり?」
ノノは順番に視線を向けながら言った。
言葉通りの意味だということは分かった。
「マニアがいるだとか、高く売れるだとか言っているのはどういう意味なんです?」
「そのままの意味だけど。もしかして、売買を知らない?」
売買ぐらいは知っている。
遥か昔、物々交換だけでは都合が悪くなり、貝だとか石を加工した物を通貨として使用し始めただとか何とか。
それはさておき、人間を売買するのはおかしい。
いや、厳密に言えばソレに似たような事はあるのかもしれないが、少なくとも表向きには存在しない。
「私達は『運搬中の人魚の強奪』の仕事を受けて、現場に向かったの。
ところが、そこにいたのはアナタ一人だけ。依頼主に受けた説明と違ったけれど、手ぶらで帰るわけにもいかないから、仕方なくアナタを奪って来た。
依頼主にその事を説明したら『俺は人魚を連れてこいと言ったんだ! こんな端金にもならない奴を連れて来いなんて一言も言ってない』とブチ切れて報酬を支払わなかった。どう思う?」
「『どう思う?』と言われても」
何と返せば良いのか分からない。
僕が言葉に詰まっていると、ノノはそのまま話を続けた。
「私達は輸送車の襲撃、蟲人間共との戦闘、アナタの運搬をしたにも拘らず、報酬はゼロ。タダ働きをさせられたってわけ。
依頼主が報酬を払わないのなら、仕事の過程で手に入った戦利品を売るしかない。当然の結論よね?」
タダ働きをさせられたことに不満がある。
それは理解出来るが、そこから人間を売ろうという発想に至ることについては、僕には理解出来ない。
到底納得いかないと、僕の顔にハッキリと浮かんでいたのだろう。
ノノは「ハイハイ、なるほどね」と呟いた。
「魔力が完全にゼロ。幼児でも無いのに私の説明をロクに理解出来ない。
アナタ。余程の馬鹿か、別の世界から来たんでしょ」
僕はノノの言葉に、頭を激しく揺さぶられるような衝撃を受けた。
”別の世界から来たんでしょ”
正直な話、分かってはいた。
薄々とではなく、何処かのタイミングでハッキリと分かっていた。
分かっていたけれど、受け入れたい気持ちと受け入れたくない気持ちがぶつかり合い、考えることを放棄していた。
蜂頭だの猫耳だの鮫頭だのがいる世界が、僕が元いた世界のはずが無い。
これが夢で無いのなら、僕は異世界に来てしまったんだ。
「多分、僕は別の世界から来たと思います」
僕の言葉は、ノノに伝えるためというよりも、自分に言い聞かせるための言葉だった。
受け入れ難いけれど、いつかは受け入れないといけない現実。
その重みは、心臓や肺を握り潰されるような痛みと重さを伴っていた。
「でしょうね」
「そこで、お願いがあるんですけど」
「最後に人間らしい食事がしたいってこと? 人間標本か実験動物の仲間入りだものね」
物凄く不穏な事を言われたが、僕はあえて無視した。
「僕を元の世界に帰らせてくれませんか?」
ノノが口をあんぐりと開けた。
「何を言ってるの?」
「アッハッハッ! この状況でそこまでお願いするたぁ最高じゃねぇか!」
テーブルに足を乗せたKは、火の点いていない煙草を宙にプッと吐き捨てて、ゲラゲラと笑い出した。
「アナタを元の世界に帰すことで、私達に何のメリットがあるの?」
「メリットは」
僕には説得出来る程の話術も無ければ、交渉する材料も無い。
「思い付きません」
「『思い付きません』じゃなくて、無いんでしょ?
悪いけど、いや、別に悪いとは思ってないけど、アナタを売り飛ばしてこの話は終わり。それ以上でもそれ以下でも無いの」
「ま、ままま、待って! 待ってください!」
僕は手術台のような椅子から降りると、ノノの前で土下座をした。
人生で初めての土下座だ。
「お願いです。助けてください!」
「アンタを売り飛ばしたお金で、売却用のワクチン代だの手術代を払うつもりだったの。
売られるのが嫌なら、最低でも施術費と売却価格、そこに異世界転送の手間賃ぐらい払ってもらわないと」
「それって、いくらぐらいですか?」
「それは」
返答に困ったのか、ノノは鮫男に視線を向けた。
「2人には借りがあるからよ。今回の費用は”出血”大サービスで20万”マニ”で良いぜ」
この時は分からなかったけれど、後に『1マニ=1円』と換算すれば良い事を学んだ。
「施術費が20万マニ。魔法補助具付きの純人間の雄の相場は」
ノノが腕を組んで数秒黙る。
「ざっくり30万マニ。魔力が完全にゼロという触れ込みを付ければ増えるだろうけど、魔法補助具を埋め込んだ以上、その辺は買い手次第」と付け加えた。
数秒黙っていたのは何か意味があったのだろうか?
「異世界旅行シャトルの値段は」
ノノは再び数秒黙る。
「1000万マニだって。だったら、最低でも1050万マニ。どうなの?」
ノノの声色から「どうせ払えないだろ」というニュアンスがハッキリと伝わってくる。
そもそも、この世界のお金は1マニすら持っていないし、現実世界でも1千万円なんて持ってない。
「す、すぐには払えないです」
ノノは鼻で笑った。
「でしょうね。それじゃあ、さようなら」
「そこを何とか! 何でもやるんで、助けてください! 掃除でも雑用でも何でもやります!」
懇願するように、額を床にグリグリと擦り付けた。
これで駄目なら、諦めるしかない。
ノノの返事を待っていると、Kが「良いじゃんソレ」と口を挟んだ。
「何が良いの?」
「コイツを雇って雑用係としてこき使えば良いじゃん。
コイツ売り飛ばしただけだと、最終的に10万ぐらいしか残らねぇんだろ? コイツを引き取って1050万マニ分働いて貰った方が得だろ」
「”魔法補助具”つけたところで、戦闘力はゼロに等しいでしょ。働かせるも何も、使えないよこんな奴」
今までの人生で”使えない”と此処までハッキリ言われたことは無かったので、その言葉が胸を抉るようにグサリと刺さった。
「そりゃあ、戦闘面はカスかもしれねぇけど、掃除だとか荷物持ちだとか囮ぐらいは出来るだろ。細けぇ事はメリー商会に任せりゃ良いんだし」
「メリーさんに声掛けたら余計に出費が嵩むでしょ」
Kは愉快そうにケラケラと笑った。
「何言ってんだよノノ。ツケが多けりゃ、その分長くこき使えるんだから、出費が嵩むのはアドだろ」
滅茶苦茶な事を言われている事は分かるものの、Kに合わせた方が売られずに済む可能性が高い気がしたので、静観することにした。
「そもそも、”あみまや”の世界行きのシャトルがあると思う?」
「そんなん知らねぇよ。無いならお前が送り飛ばせば良いだろ」
ノノは大きくため息をついた。
「あのねぇ。”異世界転送”をやれって簡単に言わないでくれる? ”潜脳(ブレインダイブ)”よりもさらに上の超高等魔法なんだからね」
「なんだ。ノノには出来ねぇのか」
Kの言葉に、ノノの眉がピクリと動いた。
「誰が出来ないって言ったの?」
ノノの声色は、強烈な不快感を纏っていた。
「だって、”潜脳”よりもさらに難しい魔法なんだろ? さすがのノノ様にも”異世界転送”は出来るわけがねぇよな。そりゃ仕方ねぇよな。伝説の魔法使いにでも頼まねぇと」
「”異世界転送”が出来ないと言ったわけじゃないッ!」
Kの言葉に被せるように、ノノが大きな声で言った。
「なんだ、出来るんだ。それなら、話は早いだろ。シャトルが無ければ、その分の技術費込みで請求して、お前が転送すれば良い」
「待って。出来ないと言ったわけじゃないし、私がやるとも言ってない」
ノノが顔を歪めながら言ったが、Kは僕に向かって白い歯を見せて笑った。
「良かったなぁ”やまみあ”。シャトルが無くてもノノがお前を元の世界に帰してやるってさ」
「あ、ありがとうございます」
ノノは僕とKを交互に睨み、舌打ちをした。
「リスピーが反対しなかったら仲間に加える。仲間に加えたら、返済後に元の世界に帰す。
リスピーが反対したら今すぐ売り飛ばす。それで良い?」と投げやりに言った。
「良いぜ。アタシの予想なら、リスピーは絶対に反対しない。むしろ歓迎するだろうよ」
僕の顔を見ながらニタニタと笑うKに対して、ノノはもう一度溜め息をついた。
ノノは10秒程フリーズした後に、僕に視線を向けた。
「ハァ。リスピーも同意した。売るのは中止」
「え?」
ということは?
「契約期間は、『アナタを売ることで得たはずの利益』『施術費』『雇っていく中で発生するあらゆる費用』『異世界転送の手間賃』の全てを払い終わるまで。
全て払い終わったら、元の世界に帰す。それで良い?」
「はい! ありがとうございます!」
どうやら、売り飛ばされる未来は回避出来ただけでなく、元の世界に帰る準備のようなモノもしてくれるらしい。
その喜びのせいで、僕は条件が増えていることに、後日指摘されるまで気が付かなかった。
Kはテーブルに乗せていた足を下ろして椅子から立ち上がると、尻尾をフリフリ回しながら僕に歩み寄り、手を差し出した。
「いやぁ、売り飛ばされなくて良かったなぁ。売られなくて済むんだから、死ぬ気で働けよ」
「が、頑張ります」
僕がKと握手をしている横で、ノノはため息をついた。
「死んだら取りっぱぐれるでしょ。死なないでよね」
「し、死なない程度に頑張ります」
「よ、よろしくお願いします。Kさん。ノノさん」
「『さん』はいらねぇよ。そういうの好きじゃねぇから。よろしくな。”まみまま”」
Kは僕の肩をバシバシと叩きながら言った。
いや、僕の名前は雨宮です。
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