合コン
俺と武人は高校卒業後も交流があった。
相変わらず俺には彼女ができず、武人に誘われて何度か行った合コンで、
みんなが盛り上がっている中、一人ポッツリと酒を飲んでいた俺の隣に
座っていた女が声をかけてきた。ブラウスを第2ボタンまで外し俺の腕に
胸が当たるように媚びを売ってきた。はだけたブラウスからブラジャーを
チラつかせ、今にもはみ出しそうな巨乳はとても見苦しいメスブタだ。
テーブルが死角となり隠れている下半身をムズムズさせ腰を横に振っている。
この女、俺を誘っているな。俺と今すぐにでもヤリたいのか。上等だ。
俺も遊んでやる。―—が、どんなに色気をむき出しにして誘惑してくる女でも、
しぼんだままの弱根は反応しない。―—と、思いきや……
ふと、武人を見ると…武人は人目も気にせずに濃厚なディープキスをしていた。
舌が絡み合うキス。その時、俺の元気がなかった息子がピーンと立ち上がった。
『やだ(微笑)』
女は俺の突っ立った息子に気づくと、俺の耳元でそっと囁いた。
『あなたの身体は正直だね。2人でこの先にあるラブホに行こうか。フゥ~』
女は俺の耳に息を吹きかけてきた。
『実は私も身体が過剰反応しているの。少し濡れているみたい……』
女はテーブルの下からラブホの名前を書いた紙を俺の手に握らせた。
『先に出て、ここで待ってて、フゥ~』
女はまた俺の耳に息を吹きかけた。
俺は『トイレ』と言って、立ち上がり店を出た。
その少し後から女も店を出た。
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