劣等感なんて、なかったはずなのに。 これが表面的な関係だけだなんて、分かっているはずなのに。 君が私を見ていないなんてこと、わかってるのに。 ━私は君に春を見た。 いい意味で尖った登場人物たち、多くの登場人物たちが織り成す複雑な人間関係。そのすべてが美しく、鮮やかで。 拗れに拗れる物語なのに、それを読みやすくする作者の手腕にきっとあなたも感嘆するはず。 最後に輝く×印。その美しさを、貴方も感じて?
高校生の兄弟と姉妹が複雑な(これがとてもいいんです!!)恋の駆け引きを繰り広げます。4人のキャラクターがとても素敵でした。明るいけれど、ちょっと天然っぽい(笑)ヒロインの麻里花先輩(姉)、彼女にいきなり告白をする後輩の陸人君(弟)、S気味の彼と麻里花先輩の関係が最高です。さらに飛びっきりの美人の妹まーほと侑人(陸人の兄)の関係も微妙で。4人のクロスする関係がとても新鮮で、素晴らしいラブコメです。お薦めします!!