一等賞で異世界転生 自由気ままに異世界enjoy!

シエスタ

第1話 一等賞

 俺は至って普通の高校生、神宮寺じんぐうじ 海斗かいと普通の地域の中学校の生徒にいきそこそこの高校にかよっている。

 いや、一つ違うとすれば両親の仲がとても悪いことだ。

 家に帰ってきたら母が父に離婚届けを突きつけているなんてざらだ。

 正直しんどい。

 今日も休日だと言うのに騒ぎ出したから家から出てきた。

 もうスグ別れるんじゃないかと考えている。


 その場合俺はどうなるんだろ…


 そんな俺だが今スーパーくじ引きにならんでいる。

 ほら、あれだよくある、こうぐるぐる回すやつだ。

 まあ、当たるとは思ってないがせっかく出しやってみようということでいまにいたる。


「おめでとうございます〜!」


 あ、前の人当たった。

 いいな。

 流石に連続とかないよな〜


「次の人どうぞー」


 俺の番がきた。

 よし。ここで一発当ててハワイとかいくぞー!

夢の両親がいない生活をするんだー!


「おりゃぁぁー!」


 コロンッ

 出てきたのは白

 まあ、わかってたけどね。

 しかしまだだあと一回ある!

 もう一度

 コロンッ

 おおっ!おお?

 青?青なんてあったか?


「おめでとうございます! 一等賞です!」


 まじで?!


「よっしゃぁー!」

「奥のテントへどうぞー」


 お、なんかつれて行かれた。なんかあるのかな〜

 特別なものとか?

 楽しみだな〜。

 ん?特に何もないなー。お姉さんがいるくらい?


「おめでとうございます。」

「あ、ありがとうございます」

「さて、一等賞の賞品の説明をさしていただきます。

 まず簡単に申し上げますと一等賞の賞品は異世界転移です」

「はい?」


 異世界転移?

高校生には縁のない単語だ。


「はい、そして異世界の世界を満喫してもらいます」


 ほうほう。


「そして、一つあなたは固有スキルを入手してもらいます」





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