主観と傍観 ~双子のパパになるために~

羊の尻尾

第1話 23週4d 今の私たちの話

 『23週4d』

 妊娠を経験された方は、だいたい赤ちゃんの状況など想像がつくかもしれません。

恐らく大変な経験をされた方にとっては、これがすごく微妙な週数であることも同時に。

 

 妊娠から今までのこと、そしてこれからのことを話す前に私たちについて説明します。私と妻は現在32歳(今年で33歳)で、結婚して7年の夫婦です。妊活については約4年くらいだったと思います。一度は妊娠はしたものの胎嚢が確認できず、そしてもう一度は妊娠8週で流産を経験しております。そのような中で現在双子をお腹に授かっています。32歳という微妙な年齢に悩みながらも授かった子なので、双子と聞いた時、「一気に?」とすごく嬉しかったです。

 

 双子のあるあるを調べて「何を買わないといけないか」、「性別はどんな感じになるのかな」と楽しく過ごしていたのも束の間、18週5dで少し出血があり病院を受診したところ、頸管長(いわゆる出口の長さ)が20㎜を切っているということで、即日入院を言い渡されました。

 

 病名としては、『切迫流産』です。流産というワードが入っていますが、妊娠を継続できるという内容で、22週未満の場合は切迫流産、それ以降は切迫早産というそうです。病名、入院を言い渡された時の妻の泣きだした表情は今でも鮮明に覚えています。

 

 こうして18週5d~現在(執筆開始時)23週4dで現在も絶対安静で入院中。容態の悪化が2回、1度の手術、更に大きい病院への転院を経て現在に至ります。このような状況なので、確かな希望を持ちながらも色々とネットで検索をして、妊娠経験のブログや専門家のサイトなどをよく見ますが、『妊娠って人それぞれ!』過ぎて、参考になるのか気休めになるのかも分からなくなっていました。それでもやはり自分に近いようなものを見るので、そのような方にも少しでも届いてくれればと思い、書き始めることにしました。


 第2話からは、入院スタート時を振り返りながら状況を更新していきたいと思います。

 

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