バトルが苦手なのに、ファンタジーが好き。
ジャンル違いの小説を読んで感動して、猫のぬくもりに泣けてくる。
駄菓子みたいなプリンの味が忘れられなくて、アニメのセリフに胸を打たれて、気づけばキーボードの前に戻っている。
このエッセイ集にあるのは、派手な事件でも、特別な人生でもない。
だけど、書くことに迷っている人、創作が好きな人、感情がうまく言葉にならない日がある人にとっては、きっと小さな灯りになる。
甘いものに救われたことがある人、猫に話しかけたことがある人、物語に背中を押されたことがある人へ。
ここにあるのは、そんなひとりごとの形をした、優しい手紙のようなエッセイです。