6.  ちゅーすんのかい、せぇへんのかい

 お似合いカップルウォッチャー(´・∞・` )チャウです


 今日は、日差しがすごくて…。

 目から入る紫外線でクラクラしてました。

 

 時間があったので、某施設内にて、

 買ってきたペットボトルの飲み物を

 目に当て冷やしていると(´=∞=`;)

 すこし離れたベンチに高校生カップルが。


 女の子のほうは、

 華奢な体つきにプニ顔の、可愛らしい子。

 男の子のほうは、

 すこしガッシリした、目力すごい子。


 立ちふさがれたら、

 「やややんのかぃ…ワレぃ…(´・∞・`;)」

 と、震えてしまうことでしょう。



 ……ですが、このチャウ…見逃しませんでした。

 カレシくんが、カノジョちゃんを見る時にみせる、

 愛おし気な、まなざしをっ!!(`・∞・´ )ふふふ


 仕方ないので、しばし観察することにしました。



 すると、

 やはり今日の日差しにやられたのか、

 涼しい屋内で"うとうと"し始めるカノジョちゃん。


 「わかる。疲れるよねぇ(´・∞・`;)」

 と、ペットボトルを目に当てるフリをしながら、

 のぞき見るアブナイ犬。


 カレシくんは、

 そんなカノジョちゃんの様子を

 さりげなく気遣いながらも、自然体でいます。


 「ほぅ…できる…っ(`・∞・´ )」

 と、ペットボトル越しに不敵な笑みを浮かべる

 アブナイ犬。(口は出てる)



 カレシくんに寄りかかりながら眠るカノジョちゃん。

 大好きシチュエーション。


 「たぁまりませんなぁ(´・∞・`*)」

 と、ぐびぐび飲みだすアブナイ犬。



 大好きシチュを肴に

 炭酸飲料でぐびぐびやっていると、

 カレシくんまで、うとうと。


 「ふむ…これはこれで大好物…(´・∞・`*)」

 と、なかよく寝てしまった

 2人を見ながら、ぐびぐび。



 と。


 2人が寝てしまったことをいいことに

 ガン見していたボクでしたが、

 ふと、カノジョちゃんが目を覚ましました。


 「…あ…寝ちゃってた…」

 的な感じで、うすく開けた目で

 軽くあたりを見回すカノジョちゃん。


 

 すると、寄りかかった体勢のまま、

 見上げる形でカレシくんの寝顔を見るカノジョちゃん。


 「…こここここれはぁぁっっ…!!(´ ゜∞ ゜`:)」

 ステルス・チャウモードを発動し、

 完全に壁と化すボク。



 カノジョちゃんは、カレシくんの寝顔に

 やさしい笑みを向けると、

 脚の間に垂らしたカレシくんの手を、そっと握ります。


 「だいじょうぶ! 周りにはだれもいない!

 今だ…っ!!(´ ゜∞ ゜`*)」


 と、荒ぶる壁犬でしたが、

 カノジョちゃんは、もう片方の手を

 カレシくんの腕に添えると、再び眠ってしまいました。


 

 「……そんな……っ(´;∞;` )」

 絶望に打ちひしがれるボク。

 ですが、無防備な2人を見守らねばなりません。


 結局、カレシくんが目を覚ますまで

 壁化していたボクでしたが、

 ちょっと元気をもらえました(´・∞・` )


 ホントはねぇ、見たかったけど(´・×・` )


 ままならぬ世の中です(´・∞・` )世知辛いぜっ

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