用語解説①

 ネタバレ(多分)無し用語解説です。


▶︎エデレス王国


 350年ほど前、当時魔王を倒したという伝説の勇者によって建てられた国。周辺諸国は教会の支配下にあり、王族などがもはや形骸化しているなか、王制を保っている。


▶︎エクソシスト


 エデレス王国における悪魔祓いの専門家。教会に属している。


▶︎魔術師/魔女


 悪魔の力を借りて魔法を使う。エクソシストはこれを捕まえることも仕事としている。


▶︎島/極東/列島


 トキの住んでいた島。エデレス王国とはかなり違う文化をもつ。

 戦国時代の半ばに突如妖の王が現れ、数百年に渡り妖と人間の攻防が続いている戦乱の土地。人ならざるモノへの対抗手段が発達している。


 以下〈島〉と書いている言葉については島における名称。


▶︎神力/魔力/霊力〈島〉


 己の中の、目に見えないものと通ずる力のこと。


▶︎術〈島〉


 トキの住んでいた島で使われていた妖と戦うための力。

 エクソシストの力に似ているとも、魔術師の力に似ているとも言われており、トキは慎重に扱うべきだと思っている。

(関連:術式、術印、唱術)


▶︎悪魔


 触れると呪われ、近いうちに死んでしまう。実体のないモヤのような存在。エクソシストの力でしか倒せない。妖〈島〉。


▶︎魔物


 悪魔と違って実体があるため、エクソシストでなくても倒せる。異形〈島〉。


▶︎勇者


 約350年前に魔王を倒して王となった人物。建国記(とても長い)に偉業が記されている。


▶︎勇士


 かつての勇者に倣って活動を行う者、ということになっている。十五年前に発足した勇士連盟に属す。魔物の退治や護衛の任務を受ける。

 実力あるものは依頼主から直接依頼を受けることが多い。ほとんどは金稼ぎが目的で力が伴わない。五級から一級まである。


▶︎術式〈島〉


 術の使用の上でどのように霊力を練り上げ、術として放出するかの想像、あるいは展望。


▶︎術印〈島〉


 術の発動方法のひとつ。術式における霊力の通り道を図面上で表したもの。初心者は必ず術印を書くところから始める。


▶︎唱術〈島〉


 術の発動方法のひとつ。術印を方式の規則に則って読み上げる。

 初心者が術印の次に習う方法。術印、唱術、無印無唱の順に具体性が下がることに発動が難しくなる。補助として杖を構えたり結印(指や手をある形に組むこと)をしたりする者もいる。

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