野菜あれこれ #野菜の日

夢美瑠瑠

第1話


 幼少のみぎりには、野菜が嫌いな人が多くて、「人参も食べないと」とか、親にしつけられる。ボクもそうでした。野菜の微妙な味わいが美味しく思えるほどに味覚が発達していないのか?もしれぬ。


 苦手な食べ物は色々あって普通で、「偏食」という。ボクはナスやキュウリの青臭い感じが苦手です。ほうれん草も嫌い。ほうれん草には蓚酸?という成分があって、体に良くないとも聞きましたが。


 甘いものは、嫌われにくいけれど、甘すぎる羊羹とかだと、苦手な人もいる。旨味、はグルタミン酸ソーダという物質とかが代表的で、「味の素」は、これを精製している。昆布とか鰹に多いらしいです。だしの素ですね。


 野菜は、繊維が多くて、食感がどうもゴワゴワして食べにくいので嫌われるが、栄養学とかを多少知っていれば、必須栄養素とかビタミン、ダイエタリーファイバー、野菜はそういうものの宝庫で、野菜には無数にバリエーションも豊富で、含有成分も個々独特だから、「体にいい」と、推奨される。ビタミンA,Eとかは緑黄色野菜を食べないと不足して、ビタミンCも欠乏すると壊血症というものになるらしい。ビタミンB2だかが不足した鶏が「鳥目」?になったのを、ナントカ博士が米ぬかを与えたら治った、という逸話も有名らしい。

 

 食養生とか薬膳、という漢方医学的な発想は、学問的に体系化されているらしく、ウィキペディアで調べると、かなり込み入った話になっていました。中華料理とかは確かに奥が深そうだ…漢方薬はいろんなハーブの組み合わせというのは知っていますが、それがかなり細かくて、「さじ加減」という表現はそこから来ているらしいです。ただ、薬草だけでなくて、ゴオウなんていうのは確か牛の肝臓だったかな?

ローヤルゼリーや、スクワレンなんていうのも薬効は有名ですが動物性。


ボクはこういう自然由来の薬やサプリが好きというか興味があって、よく小説の中にそういう話題が出てきます。


 『野菜ちゃん』というのは、高麗ニンジンの品種改良をする農園のオーナー社長の話で、名まえが”野田日菜子”なので、あだ名が”野菜ちゃん”になっているという話で、あらすじだけメモした感じですが、おととしくらいの8月31日くらいから連載していた。


 錬金術師みたいに、こういうハーブとかをいろいろ自己流に合成して、薬を作って、…というゲームの「マリーのアトリエ」みたいなイメージが好きで?そういう白魔術師みたいな清らかな女性になんかアニマというかそういうものを重ね合わせたりします。


 「マリー」という女の子の、錬金術師がでてくる話も、洒落で?本当に書いたことあって、訪問看護師さんに読んでもらったら「エエ話やん」と、褒めてもらったりしました。


 魔法使いのごとくに、超絶的に料理がうまい奥さん、というのも書いたことあって、そういう系列の話ですが、「本当にこういう奥さんがいたらいいですネ」と、コメントもらったりしました。


 本格ファンタジーのつもりの「クレープ」も、魔法を操るために、主人公のエルフのプリンセスは、山野を探索していろいろと錬金術の素材を漁ったりする…化学、そして科学すら?起源は錬金術にあって?だからこういう発想や営みは人間にとってかなり基本的で、根源的なものなのかな?とも思う。野菜一つでも、「どういう成分で出来ているのか?」と、まあ科学的な興味を持つという、そういうところから人類は進歩して、繫栄していて、だからホモサピエンスたる特徴の嚆矢、源流、プロトタイプが、錬金術とか薬膳とかかと思います。


  あれこれ連想しているときりない感じですが、また稿を改めて書こうと思います。


 

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