はらはらわくわくどきどき〜絶望の学園編〜
原玉りゅうだい
第1話 出会い、そして恋に落ちる
ボクはきよた。中学三年生だ。
今ボクは自分の股間をまさぐっている。ずーっとくにくにかきかきしている。やはりmy リトルボーイが痒くて仕方ない。親としての務めだ。そうやってかきかきしている時に彼女は現れた。慎ましくも妖艶な雰囲気を纏う彼女。言葉では表せないような美しい弧を描く双丘。是非ともボクが肩を揉んで差し上げたい。おっと...危ない。ボクの右手がさらに加速してしまうところだった。冷静になろう。まずボクは学校の隅っこにある物置小屋で自分を慰めていた。そしたらなぜかこの学校のマドンナでありあの有名な名家の丸山家の長女であるあやねさんにこの不可解な場面でばったり会ってしまった。死を感じた。彼女は美しく優しい。しかし、このような行為には疎いのだ。故に風紀委員長を任されているのだ。
「きよたくん。何をしているの?」
「あ、あやねさん...ちっ違うんだ!」
ボクは本当に死を感じた。みんな読んでるだけだから死なんか感じないだろ!本当に死ぬって
「あやねさん!」
くそっもうどうにでもなれ!!
「なにかな?」
「好きです!付き合ってください!」
やってしまった……やったのか。いや俺はやってやったんだ。こんな状況でマドンナに告ってやったんだ。ボクを見ろ!俺は英雄だ。敬え!
「遊ぶ程度なら考えてあげる」
えっ……嘘だろ。あやねさん混乱しているか??
コツコツコツ。あやねさんの足音だけがボクの耳を支配していた。まるで彼女に精神を侵されたみたいに。
「素敵だ。」
僕はポツリとそう呟いた。
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