第2詩 ろくむし
たそがれどきのお空には
なきべそむくどりキンピカピン
木立つきぬけ若葉をちらし
ほたるぶくろをつむじで巻いて
あぶくまみれの空気てっぽう
屋根の上までいちもくさんさ
おお あかねゆうやけジンジンジン
向こうの庭には桃の色
ねむの木ゆれる風よ吹け
(ももいろ クレヨン ほしかった
ポッキリ折って 食べてみたい)
お日さんヨシヨシ暮れてゆく
いよいよ熱血 あちらの公園で
ほらほら最後だ
じゃん けん ぽん
たらっ
ジッ ケッ パッ
これで最後だ
じゃん けん ぽん
たらっ
ジッ ケッ パッ
ろくむし なかなかはじまらない
~石をどけろ!
だんごむし
木をゆすぶれ!
みのむしリンリン
なのはなとまれ!
もんしろお嬢
いちじく泥棒!
カナブンぶん
たまげたやつだぜ!
たまむし大王
おしりビームだ!
ほたるんるん~
ろっくむし せーので
ジッ ケッ パッ
たそがれどきのお空には
なきめそむくどりきんぴかぴん
おお あかねゆうやけチンチンチン
夕焼けを握りしめる子供たちの影が
夕闇にまみれて ああ 夕焼けが夕焼けが
落ちてしまったヨーイだ
子供たちが歌うのは 日暮れの唄
(飛んでゆこうよ てんてこ手鞠
跳ねてゆこうよ てんてこ手鞠
明日にはこっちへ来るんだよ
きらきら燃えて来るんだよ
お日さんお日さんおつかれさん
たんと眠って またおいで!)
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