エピローグ

 その原材料を唯一生み出せるのは、人類と敵対するだったのだ。彼女は吸血鬼なのに、日光の下の方が強い。

彼女は気まぐれに紅い宝石を与え、人間社会をかき回した。

この宝石以外に頼るものなど存在しないから、我らはそれなしで生きられないから、

ずっと前から私たちは、彼女の手のひらの上なのだ。


いつしか、その宝石はこう呼ばれるようになった。

『吸血鬼のからかい』と、。

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紅い宝石 鏡戸桃 @kyoudomomo0127

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