君に捧げたい言葉の短編集

Word7. 「大好き」

　虹を作るには雨と光が要るように、

　人だって誰かを必要として、

　“誰か”という像を創り上げている

　自分にはまだ早くて、

　何もできなくても。

　もしも誰かが居てくれたら、

　できるかもしれない。

　人間ってそういう生き物で、

　そうしないと生きれなくて、

　めんどくさい中でも一歩ずつ生きている

　だから僕もそれについて行こうって。

　君がいるなら、

　どこまででも歩いて行ける気がした。

　もし僕一人なら絶対行かないし、

　行きたくもないしここから出たくない。

　でも君がいるから僕は毎日を、

　歩いていくことができる

　人と関わることが苦痛でも、

　毎日が嫌になって塞ぎ込んだって

　君がいるならどこまでも行ける気がする。

　あなたにも、そんな人がいますか？

　きっといるだけで、毎日が変わるよ。

　だから、

　ねぇ、

　探してみようよ。

　自分の“大好き”と、

　分かち合える誰かを——