詩 置いていかないでほしかった

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 生きてほしかった

 どれだけ辛い世界に生きていたとしても


 どれだけの人があなたを置いて幸せな世界で生きていたとしても

 私と同じ世界で生き続けてほしかった

 でもそれは私のエゴだから


 さようなら

 って言うべきなのに

 そんな一言があなたを救うはずだったのに


 ありがとう

 そうお礼を言うべきだったのに

 その一言だけがあなたを救えるはずだったのに


 行かないで

 こぼれていたのはそんな言葉だった


 皆みんな 生きていてほしかった

 置いていかないで たくさんそう思った

 見送るのは辛くて痛いから

 私も一緒にいきたかったよ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 置いていかないでほしかった 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る