第3話【綺麗な人】


 目の前にある艶やかな薄い唇から発せられた言葉に、アルは呆然とした表情を浮かべる他なかった。

 しばしの沈黙が部屋の中に訪れた。窓の外から奏でられる鳥の囀ずりのみが木霊する空気を吸い、酷く目眩がしてくる。

「……なん、で……」

 思考回路が停止した頭では、その言葉の他には何も言う事ができない。

 アルにとっては、レオが男娼だなんだと言う事よりも、「もう会わない方がいい」と己にはっきり告げてきた事の方がはるかに大きな傷を作り上げるきっかけとなってしまったのだ。

 龍への復讐以外の、たいていの事柄には元々楽観的思考を持ち合わせているアルにとって、惚れてしまった相手がたとえ水商売をしていようがはたまた凶悪殺人犯だろうが魔物だろうが最早どうでもいい事である。

 問題は、好いた相手が己を突き放して来た事の方だ。まるでこっぴどくフラれてしまったかのような錯覚に陥る。

 それほどまでにレオとの距離を感じてしまった事がショックで、意気消沈してしまいそうになった。

 対して、言葉を失い呆然とするアルのその様子に、レオは困ったかのような柔い笑みを浮かべる。

 そして徐に自身の白く細い指を、銀色の美しい髪の毛とアメジストのような澄んだ紫暗の瞳に宛がった。

「……僕のこの髪と瞳、異質で不気味だと思わない?」

「異質というか、すっげー綺麗だとしか思わなかったけど……」

 自身の容姿に対して自虐的な発言をするレオに対し、アルはしょんぼりとした表情はそのままにはてと首を傾げながら呟いた。

 確かにレオの容姿は人とは違う。銀色の髪の毛に暗紫の瞳を持つ人間など、この世のどこを探しても他にいないのではないかと思うほどに浮世離れしている。

 しかしそれは不気味だとかの否定的な物ではなく、神秘的で圧倒的な美しさを放っているが故の浮世離れという意味だ。

「ふふ、純粋にそう言ってくれるのは君だけだよ、ありがとう」

 穢れや嘘のない透き通った瞳で見つめてくるアルに対し、レオは嬉しそうに小さく笑い声を上げた後、ふと今度は少しばかり悲哀な表情を浮かべながらぽつりと呟き出した。

「……生まれた時からこの容姿だったから、気味悪がった実の両親は生後間もない僕を村長に押し付けて、「この子は悪魔の子だから処分してくれ」って言って捨てた挙げ句、この村を出ていってしまったんだ」

 レオから発せられた「悪魔の子」という言葉を聞いた瞬間、アルはこめかみにピキリと血管を這わせる。

 親から一身の愛情を受けて育ってきたアルにとって、実の両親が子供にそのような冷酷非道な言葉を投げ掛けた挙げ句にその身を捨ててしまった行動の心理なぞ、全く持って理解ができる事ではなかった。

 人と少し容姿が違うだけで、廃物のように幼子を捨てていく。人間として決してあってはならない事だ。

 対してレオは、何でもないといった具合に表情を変えず、淡々と己の過去を語り続ける。

「両親から無理やり押し付けられた村長は、誰も引き取り手が出てこなかった僕を仕方なくそのまま育ててくれた。でも最初から、村長は僕の事を災厄が舞い込んできたとしか思っていなかったんだろうね。「孤児を引き取るなんて、何て寛大なお人なんだ」っていう村人からの人望を得るためだけに必要最低限の生活はさせてもらえたけど、その裏では殴る蹴るの暴行は当たり前、冷たくて硬い食事を地面に這いつくばって食べながら毎日泣いて過ごしてきた。それでも何とかしがみついて、屋敷の大人たちに媚びを売って少しでもお腹を満たそうと生きてきたんだけど、十三歳くらいの時かな、「お前は何の役にも立たない出来損ないの飯食らいなんだから、せめてその身体を使って金を稼いでこい」って言われて……そこから、村長一家が屋敷に客を呼び寄せて僕は身体を売って稼ぐようになったんだ。こんな容姿の男をお金を払ってまで抱きに来る、哀れな大人たちを相手にね。しかも子供にそんな事をさせているっていうのに、外面のいい村長は村人から「あんな餓鬼にも職を与えてやるなんて、素晴らしいお人だ」って逆に褒められてたりしてさ。もう僕ってどれだけ村人から意味嫌われてるんだろうって逆に笑っちゃうよね」

 レオが語る凄惨なその過去に、アルの心の内は再び沸々と黒い炎が灯されていく。

 アル自身もあの一件からどうも村長を胡散臭く感じていた部分はあったにしろ、一応他の村人からの人望は厚い人物だ。まさかそんな残酷な事を年端もいかない少年にさせていたとは思ってもみなかった。しかも、それを周りの大人たちも否定するどころか素晴らしいと褒め称えている。

 汚い大人たちの尊厳、欲望と金のために無垢な身体を酷使され続けてきたレオの心中を思うと、アルの頭の中は怒りが煮えたぎり今にも爆発しそうになる。

 しかし件の本人は、いまだ「こんなものはもう慣れた」と言わんばかりの態度を続けている。

「数年間は屋敷で客の相手をさせられてきたんだけど、ある日、村長の娘が「こんな汚い男娼がずっと家にいるかと思うと吐き気がする」って言い出したもんだから、少ないお金を持たされて屋敷を追い出されちゃったんだ。周りの奴らからも、「もう餓鬼じゃないんだから、いつまでも屋敷に入り浸って村長に迷惑をかけるな」って言われちゃって……。で、今はこんなボロ屋で男娼を続けながら一人寂しく暮らしてるってわけ。まぁ、あの村長たちの呪縛から解き放たれたって思えば気持ちは少しは楽になったんだけどね。それに、村長の娘にも悪い事をしちゃったな。思春期に入った女の子からしたら、僕みたいな人間がずっと家にいるのは気持ち悪いに決まってるよね。もっと早く気づいてあげられれば良かったな」

 その語りに、アルは衝撃で目を大きく見開く。

 村長の娘といえば、かつてアルがこの村に住んでいた時、仲良く遊んでいた間柄だった事を思い出す。

 所謂、幼なじみという関係にあったが、あの時の彼女は快活聡明で天真爛漫な普通の少女のはずだった。

 いくら年頃の女だからと言っても、同じ空間で長年生活してきたのだから、レオの事情は嫌というほど知っているはずなのに。まさか冷酷な父親と同じくレオを差別し、手酷く追っ払っていたなんて。

「……あの村長一家がそんなことしてたなんて、俺全然知らなかった……」

「君がこの村にいた時はまだ幼かったんだから、知らなくて当然だよ」

 あまりの酷さに、吐き気を覚えつつ皮膚が裂けて血が滲むほどに強く握りしめるアルの拳に、細い手がそっと被さってきた。

 すり、と血の滲んだ部分を優しく撫でるその指は、「怒らないで」と語っているようで。

 その皮膚の滑らかさと少し低めの体温に当てられ、アルは少しずつ拳から力を抜いていった。

 怒りに染まった思考回路を落ち着かせるためにふぅっと短いため息をついたアルは、目の前で尚も穏やかな表情を浮かべてこちらを見つめてくるレオに対し、真っ直ぐに視線をぶつけた。

 ここからは、恋をした男の決意の大きさをぶつける事に専念する。

「レオさん、龍を倒したら、俺とこの村を出て一緒に暮らしましょう。そうすれば、もう絶対に他の誰にもレオさんに触れさせないし、俺が一生アンタを守る。俺がアンタを一生分じゃ足らないくらいに愛して、絶対に幸せにしてあげるから」

「……君みたいなかっこいい子にそんな事言われるなんて、何だか心が揺らいじゃいそうだね」

「そこは素直に揺らぎまくって俺に寄りかかってきてくださいよ」

 本気のプロポーズさながらのその言葉に、レオは僅かに頬をピンク色に染めて瞼を伏せた。

 長い銀色の睫毛が頬に影を作り、精巧な人形のような容姿に更に色香が加わるその様は、まさしく神々が与えた「美」その物。

 なぜこんなにも綺麗で優しい人が、人として最悪な事を背負わされて生きていかなければいけないのか。

「ふふっ……ありがとう、気持ちは凄く嬉しい」

 アルからの熱烈な言葉と視線を受け、嬉しそうに微笑むレオだったが、その笑みはすぐに内へと潜められてしまう。ふっと憂いを帯びたかのような表情を浮かべたかと思えば、ぽそりと聞こえるか聞こえないかくらいの声量で呟く。

「けど……駄目なんだ。僕は決して、この村から離れられない運命にあるんだ」

「……なんでですか? こんなクソみたいな所にいる意味なんて……」

 自身の生まれ故郷をクソだと言ってしまえるくらいには嫌悪感を示しているアルに、レオは再び困ったかのような笑みをほんのり浮かべた後に首をやわやわと控えめに降る。

「……然るべき時が来たら君に理由を伝えるよ。けど、今はごめんね。それに、学も人望も何もない僕が食べていくには、この村で身体を売るしか方法がないんだ。どんなに職を見つけようと頼み込んでも、「そんな容姿の人間が真っ当な仕事に就けると思うだなんて甚だしい」って摘み出されてきた。物好きな男たちには、「お前みたいな塵以下の価値しかない人間は、尻の穴を使ってもらえるだけありがたいと思わなきゃいけないんだ」って罵倒され続けてきて……正直、僕自身も自分に価値を見い出せないから、仕方ないなとは思ってる」

 レオの尚も自身を卑下するその言い様に、アルは叫び出したい気持ちで溢れ返った。

 苦しい立場なりに懸命に職を見つけようと努力してきても、見た目だけで無下に扱われて摘み出されてしまうなぞ、自己肯定感が培われるはずもない。

 レオがこんなにも後ろ向きな思いを抱くようになってしまったのは、すべてこの村の差別に揉まれて生きてきたせいだという事に、両親を殺害された時以来の大きな怒りが込み上げるのを押さえられなかった。

「……この村の男どもの竿と玉、今から全部ちょん切ってきます。そんでそいつらと一緒に、今までレオさんを罵倒してきた奴らの息の根も奪ってきます」

「待って待って。君に猟奇殺人鬼にはなってほしくない」

 ガタっと椅子から立ち上がり、傍らに置いておいた大剣を鞘から抜きつつアルがそう呟けば、レオもまた慌てて立ち上がってそれを阻止しようとする。

 大剣を持つ手にそっと両手を添えられながら、上目遣いで「落ち着いて? ね?」と言い聞かせられるように微笑まれてしまえば、さすがのアルもしぶしぶといった具合に大剣を鞘に納める。

 というか、好きな人の上目遣いがあまりにも破壊力抜群で一瞬で心ときめき、怒りも何も払拭されてしまったからというのが一番の理由だ。

 静かな説得でようやく平常心を取り戻したアルだったが、今度は逆にレオの一回り小さい手を自身の両手で包み込むと、そのアメジストのような瞳を一身に見つめながら重圧な声色で呟き始めた。

「……じゃあ、俺をここに住まわせてください。旅先で難易度の高いクエストこなしてきた分、金はたんまりあります。アンタを養えるだけの力はある」

「……なんで、君は僕にそこまで……」

 全財産を渡してでも一緒にいたいというアルの強い想いに、今度はレオの方が目を大きく見開いて驚愕の表情を浮かべる。

 レオの抱く疑問は最もだ。先ほど初めて会ったばかりだというのに、何故そこまでしてくれるのか。 

「好きだから」

 その疑問に、アルはさも当たり前だというような粛然とした声色で呟いた。

「出会ったばっかで当たり前だけど、俺はレオさんの事をまだよく知らない。それでも俺は一目でアンタの虜になった。もちろん綺麗な所も大好きだけど、何よりも見ず知らずの俺にあったかいご飯を食べさせてくれる優しい所とか、クソみたいな輩にも立ち向かっていける勇敢さとか、そういう内側の部分にも惹かれたんです」

 熱が入りすぎて、包み込む手にじっとりと汗が滲む。レオが不快に思っていなければいいがと考えるが、件の本人はアルの言葉一つひとつの重みに驚いているようで幸いにも気づいていないようだ。

 宝石のようにキラキラと輝く大きな暗紫の瞳を真っ直ぐに見つめながら、アルは最後の一押しとばかりに音の一つひとつを丁寧に奏でながら呟く。

「お願い、俺にアンタを守らせてください」

 心から懇願するように奏でられたその言葉に、レオの瞳には困惑の色が浮かび上がる。戸惑う感情が空気に溶け込み、二人の間にはしばしの静寂が流れた。

 しかし、気まずさなどは一切ない。不思議と心地よく感じるその静寂は、レオの少し震えるか細い声色によって消え去る事となる。

「……僕は何にも君にあげられない。それに、出会ったばかりで気持ちの整理がつかないし、君と同じくらいの気持ちを僕が君に抱ける保証はない。でも、それでもいいなら……」

「いいの!? っしゃー! やったぁー!」

 レオからの返答を受けた途端、先ほどまで緊張で強ばっていたアルの表情が一変し、今度は満面の笑みを浮かべながら有らん限りの大声で喜びを表現し始める。

 好いた人の側にいる事を許可された男のその喜びようは凄まじく、まるで年端もいかない子供のようにピョンピョンと跳びはねながら叫び続けるアルの姿にレオは再び戸惑いの表情を浮かべた。

 自身は決して、伝えられた想いを肯定したわけではない。それでも何故こんなにも喜べるのか。

「……君はそれでいいの?」

 恐る恐るといった具合にレオがそう問えば、アルはキラキラとした瞳を向けながらうんうんと力強く何度も頷く。

「そりゃもちろん! 気持ちに問題があるってんなら、これからアンタが俺を好きになるよう俺が努力していけばいいだけの話ですよ!」

 その揺るぎのない真っ直ぐな瞳と笑顔をなぜこちらに向ける事ができるのか。レオはやはり全く持ってアルの事を理解できなかった。

 歓喜の気持ちがある程度落ち着いたところで、今度は何やら「好きになってもらうにはどうしたらいいか……まず手始めに、情熱的なハグでも……いやでも早急すぎるか?」とぶつぶつ怪しげに呟き始めたアルの精悍な横顔を見つめつつ、レオはいまだに困惑した表情で呆然と佇む他なかった。

 理解不能なこのマイペースな青年に対し、気づけば唇からは心からの感想がぽろりと漏れていた。

「……君は、本当に変わってるね」

「よく言われまっす!」

 ピシッと敬礼のポーズをしながらアルが元気にそう答えれば、さすがのレオも気が削がれたのか。

 先ほどまでの困惑は消え、アルのあまりにも純粋で真っ直ぐな想いを素直に表情や身体で表現するその様に、自然と笑みが溢れる。

 そうしてしばらくの間、ふたりで柔く笑い合っていたが、ふとレオが何かに気づいたかのようにハッと目を少しだけ大きく見開くと、今度は妖しげに目を細めながらアルの横顔を覗き込んだ。

「……そういえば。お金あるんなら、僕の家でごはん食べなくてもよかったんじゃ……」

 シーン、と家の中が静まり返る。

 ジトーッと怪しみながらこちらを睨み付けてくるレオのその視線に耐える事なぞできそうにない。

 アルは冷や汗をかきながら何とか逃れようと目を反らすが、それもレオからの圧力で根負けてしまった。

「……テヘッ。家行く口実作っちゃいました!」

 ペロッと舌を出しながら「ごめんちゃい!」と謝ってくるアルのその姿に、レオは呆れたとばかりに深いため息を一つ溢す。

 つまり、あの時腹が減っていたのは事実だったが、金はたんまりあるため本当だったらどんな価格の高い飲食店の食事でも難なく食す事ができたはずなのだ。

 それなのに、アルはわざわざレオの手料理を食べにやってきた。つまり確信犯というわけだ。

「……君、舞台芸人の方が向いてるんじゃない?」

 本日何度目かのため息を溢す事になってしまったレオだったが、もうこの話はおしまいだとばかりにテーブルにある食器類などを片付け始め、そのすべてを汲んできた川の水と石鹸、桶と麻布で洗い始めた。

 それに釣られて「俺もお手伝いしまっす!」と名乗りを上げたアルは、食器を黙々と洗っているレオの横に立ち、泡のついたそれらを水で流しながら手拭いで拭いていく。

 まるで新婚夫婦の共同作業のようだとアルがニヒヒと笑みを浮かべていたら、ふと横からレオが真剣さを帯びた声色で話しかけてきた。

「あのさ、さっきの君の話で凄く疑問に思った事があるんだけど」

 その言葉にアルは一旦手を止め、レオを真っ直ぐに見下ろした。

 レオもまた作業を止め、アルを真っ直ぐに見上げている。

 つかの間、二人の視線が絡み合うが、その絡みはレオから発せられる美しいテノールの声により砕かれる事となった。

「……龍に殺されたのなら、なぜお母さんは凌辱された痕があったんだい? 龍は本来生殖器や生殖本能を携えてない生物だし……それに、龍は森の奥深くの結界に守られているから、それ以上外に出る事はできない。なのに君のご両親は君の家の中で亡くなっていたんだろ? 龍が仮に本当に殺したのだとしたら、遺体は森の中にあるはずだし、家に遺棄されていたのなら誰かが森から遺体をわざわざ運んだって事になる」

 レオの言葉に、アルはハッと目を大きく見開いた。

 当時自身はまだ子供で、ただ単純に龍が両親を理不尽に殺したとしか思っていなかった。そして今の今までも、その考えを疑うなぞした事がない。そもそも疑うという発想自体がなかったのだ。

 しかし、今しがたレオから言われた事は確かに己の信念が矛盾している事をしっかりと指摘している。

 生殖という概念がない龍が母親に暴行するとは思えず、森から外へ出られないはずなのに両親の遺体は家にあり、さらに自身は両親が殺された所を直接見てはいない。村長が言っていた事と自身の考えに盲目的になっていた。

 我ながら何と単純で愚かなのかと、アルの心の内は今すぐにどこかへ飛んで消えてしまいたいと思うほどまでに恥ずかしさで満ちてしまう。

 あまりに思考が餓鬼すぎたために顔を真っ赤にしながら、ただ静かにポツリと呟く他なかった。

「……そう、ですね……」

 しかし、これで両親の死の真相解明に一歩近づく事ができた。おそらく龍以外の者もこの事件に関わっているのであろう事に気づけたのは良い誤算だ。これからもまた新たな手がかりを見つけるため、アルは心の中だけで「うしっ!」と気合いを入れつつ、食器を拭いていた手をてきぱきと再開させ始めた。

 一方レオは、アルがなぜ顔を真っ赤にしているのかよくわからず、はてと首を傾げながらアルに続いて食器洗いを再開させたのであった。

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