【なぜか無敵】うさぴょん突然配信者になる!!(なお攻撃力は一以下な模様)
だらく@らくだ
僕の話 その1
ダンジョン型VRMMO「プリンスシバル」
そこではありとあらゆる物が合法だった
拷問、恐喝、暴力、乱獲、性的な色々
これらは世間からしたら犯罪に間違いは無いが、このダンジョンではそれら全てが許されていた。どうせ現実ではない場所で起きることだからと人々はみんな…
「待てよ逃げんな!うさぎ!くそっ…早い!」
それはそうと、僕は半裸でうさぎを追いかけていた。背中に"善"の文字が刻まれており、
眼帯もしてたっけ。なんでこんな格好をしていたんだろうわからないや
うさぎは早い、僕よりもずっと早い
生意気にチェック柄の服なんか着てやがって
ていうかおかしいなこのダンジョンにうさぎなんて居ないはずだけれど…なんて思ってたんだよな
しかし、逃げた先が永遠なわけはなくて、遂に僕はうさぎを追い詰めたのさ
マグマの吹き出す穴のそばまでね
「ぜぇ…とうとう追い詰めたぜ。さぁ大人しく僕の経験値になってもらおっか」
僕は剣を抜いて、うさぎを斬ってやろうとしたのさ。うさぎが可哀想だって?ここでは残念ながらうさぎ狩りも合法で〜す
しかし、うさぎは全く臆することは無かった
むしろ追い詰められたのは僕だったのでは無いかと錯覚するぐらい堂々と笑っていたよ
「…こいよ」
うさぎは言った
それは明らかな挑発だったね。ああどうして
僕はそれに乗ってしまったんだろう?きっと
奴の身体に蜂蜜でも塗ってあったのだろう
とにかく僕は剣を振り下ろした
が、ひらりとかわすうさぎ
しまった!と思っていたら、目の前にはマグマが
「じゃあね〜」
うさぎの声がした。落下していく
マグマに
だが
ここで終わる僕じゃないさ
剣を投げ棄て、うさぎの足を掴むとそのまま
マグマに落下してやったんだよ。うさぎごとね。熱かった、ああ熱かったよ
だが、それよりも奴の策略に勝ったという
満足感の方が先に身体に巡ったね
僕はこうして死んだ
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