焚きつけて

焚きつけて

締め付けられて毒を吐く

自分が映る三面鏡の

顔はただただ引き攣って

「弱くなったね」

それだけ聞こえた


焚きつけられて

見失う

気づいた時には落ちている

三面鏡に映った私は

表情をただただ消して

「失っちゃったね」

それだけ聞こえた


焚きつけて

吐き出した

残ったものは少しの気持ち

三面鏡に映った笑顔は

作ったものか出来たものか

「    」

それだけを言った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

想いを綴る てて @tomikyuu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ