第2話
今日も俺は虐められている。
俺は幼馴染に蹴られて、財布から金を取られた。
朝から辛い一日が始まった。
ーーーーーー
クラスはとてもざわついている。
先生が入って来た。
「急だが、今からテストやる。」
「はぁー?聞いてないですよ!先生」「先生のくせに生意気」
このクラスは先生にもとても生意気な態度をとる。
「いいから受けろ!!」
だが、先生の初めて見せる怒鳴り声にクラスは静まり返る。
「お前ら、全力で頑張れ、今回は、今回だけは本気で受けろ。」
「はぁ??急なテストにそんな本気出せるわけぇ、」
ドドドっと大きな足音が聞こえる。
「何これ??」「はぁ何の?」
スーツを着た、背の高くガタイのいい男性が後ろに並んでいる。
「今日の昼、法律で階級が容認された。」
「はぁ??」「それって」
俺もニュースで見た。一度この法案が出たが通ることはなかった。
だが、それが可決されたということは、
「法律で元から一定の税金を納められる者又は特例として勉学により結果を見出せた者のみ貴族としての称号が認められる。」
「何それ??」「つまりどいうこと??」
「このクラスですでに親が税金を納めて、貴族の称号を得ている者は4人いる。だがそれ以外はこのテストで、もし、いい点が取れないと」
「取らないと??」「どうなるの?」
「平民、最悪は一発で奴隷落ちだ」
「そんなの許せる訳がないだろう!!!」
俺を一番に虐めて居た東山が席を立ち、先生に掴みかかろうとするが、スーツの人達に取り押さえられる。
「はなせ!!何をする!!」
「違反とみなし、拘束する」
東山は首輪を付けられた。
普通だとせめて手錠だろう。
だがこの異常な光景にクラスはまた静まり返った。
「お前らも、こんな風になりなくなかったら全力でテストを頑張れ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます