虐められていた俺だが、新しく出来た階級制度によってクラスメイトが奴隷になる
少し復活したエアコン
第1話
一応幼馴染の日髪 まやに呼び出されて蹴られている。
「アンタ、ほんとにキモい、近寄んないでよ」
俺はずっと虐められて居た。
クラスではゴミと言われ続けた。よく暴力も振るわれた。
クラスの男子にノートを破かれた。作った弁当を幼馴染に捨てられた。家では、妹に馬鹿にされる毎日だった。お父さんは亡くなっていて、お母さんがずっと家族の為に頑張って働いて居たけど過労死してしまった。
そんな日々が変わって欲しいと毎日願って居た。こんな辛い毎日は嫌だった。虐めてくる人達に天罰が下って欲しいと願った。妹にはもう少し痛みや悲しさを知って欲しいと願った。お父さんとお母さんにもう一度会いたいと願った。
その願いは一部、想像もしてなかった形で叶うことになる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
幼馴染が泣きながら木の棒を持っている。
「嫌だ!戦いたくない!!」
別の俺を虐めていた人女の子も、涙を流しながら口を噛み締めて覚悟を決める。
「私はやるよ!じゃないと私がご主人様様にお仕置きされるから!!」
「痛い!!痛い!やめてもうやめてよ!!」
「なら、貴方が降参しないさいよ!!」
幼馴染は血を流す傷を抑えて、痛そうに倒れている。もう一人の子はその姿を辛そうに、目を背けたそうにしている。
そんな光景が今、学校の教室で行われている。
クラスメイトの多くはそれを見て何も答えない。一部は楽しそうにしている。
「痛い、痛い!痛いよ!もう戦いたくないよ!降参してよ!!」
「する訳ないでしょ!!」
・・・俺はこんなことは望んでない。望んでないよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます