第48話 領都フェルマー 狩り

翌日朝、いつも通り起きてから鍛練をしているとフィリアが

フィリア

「朝食の用意ができてるわよ」

と私を呼びに来た

ヴォルフガング

「あぁ、ありがとうすぐ行くよ」

と言い、刀を鞘に納めながらフィリアのもとへ歩く

ヴォルフガング

「さて、行こうか」

フィリア

「ええ」

二人並び食堂へ向かう

そして、到着

扉を開き、挨拶をしつつ席に座る

ロンメル

「今日も朝から鍛練かい?」

ヴォルフガング

「基本的には鍛練は欠かさないようにしてますので」

ロンメル

「そうかい」

「取り敢えず、こちらに居る間はフィリアに呼びに行かせることにしよう」

ヴォルフガング

「それはありがたいことで」

ロンメル

「さあ、頂こう」

「乾杯」

「乾杯」

朝食を食べながら、フレイア公が

ロンメル

「今日の予定は?」

と聞いてきたので

ヴォルフガング

「今日は先日聞いた噂の中に賊の噂があったので狩りにでも行こうかと」

ロンメル

「それはありがたいね」

「必要なら騎士団を派遣するから言ってね」

ヴォルフガング

「いえ、それには及びません」

「規模は100人程度と聞きましたドラゴンやらフェンリルやらに比べれば賊の100人程度

苦にもなりませんよ」

ロンメル

「ハッハッハ、流石は英雄伯だ」

「要らぬ心配だったようだ」

ヴォルフガング

「まぁ、心配してくれる人が居ると言うのも悪くありませんよ」

ロンメル

「そうだね」

「あぁ、全く本当にその通りだね」

ヴォルフガング

「じゃあ、Reaper's Huntに行ってきますよ」

Reaper's Huntとは死神の狩りと言う意味だが

この場合、賊狩りを意味する

ロンメル

「あぁ、宜しく頼むよ」

フィリア

「怪我はしないようにね」

ヴォルフガング

「あぁ、有り難う」

「昼には戻るよ」

そう言いながら邸を出て、厩へ向かう

厩に着き、ハルに乗る

ヴォルフガング

「行くぞハル」

そう言って腹を蹴って走らせる

街門を出て少しして道を外れる

そして、噂で聞いた賊の拠点へ向かう

四半刻程走ると拠点を見つけた

ハルから降りて、ハルの手綱を木に括る

ヴォルフガング

「よし、ここで待ってろよ」

そう言って賊の拠点へと向かう

入り口の門番に止められ、問答する

「おい、お前ここがどこか分かってんのか?」

ヴォルフガング

「分かっとるわ」

「ここが何処かなんざ」

「ここは社会から零落した盗賊共の拠点じゃろうが!」

「我が名はヴォルフガング=トリスタン=オイゲン=ハイドリヒ」

「英雄伯自ら

うぬらの命脈絶ってくれようぞ!」

言い放つと同時に地を蹴り、

急速に接近する

そして、横薙ぎに首を斬る

ヴォルフガング

「来たな

しかし、この程度ではドラゴン一匹にも満たんな」

前を見やれば120程の賊が集まっていた

ヴォルフガング

「Schwertfähigkeiten(剣技)」

「Drachenschwert, Zerstörungsdrachenschwert

(龍の剣、滅殺龍剣)」

龍の力を纏う刀を横に薙ぐ

その刀身は炎を纏い、

その炎は赤黒く燃え上がる

薙いだ刀身が放った赤黒い炎は

瞬く間に広がり120の賊を焼き付くしたのであった

「よし、終わったな」

そう言いながら刀を納め、ハルの手綱を解く

そして、ハルに乗り

フェルマーへ駆けるのであった

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