第32話 王武祭 本選
王武祭二日目
今日は本選である
ヴォルフガング
「さて、本選一回戦は」
「軍事帝国の元帥であるアルフレート=ラルフ=フォン=ヴァイセルフ殿と評議国の戦術指南役兼総軍軍略方であるヴェルザ=フォン=ライン=ヴァレンス殿の戦いか」
「どちらも強者だと聞くがどうであろうな」
そのようなことを言っている間に両者が闘技場に上がり、一回戦が始まろうとしていた
審判
「王武祭本選、一回戦」
「始め!」
ヴェルザ
「先手は御譲りしましょう」
アルフレート
「では、有り難く」
そう言って、アルフレートは脇構えをとり、地を蹴り、ヴェルザに接近する
そして、そのまま斜め上に振り抜く、
ヴェルザはこれに槍の刃を重ね、
アルフレートの大振りの剣を弾く
これによりアルフレートの体勢が崩れる
そして、ヴェルザはアルフレートの剣を弾いた反動で飛び上がり、体勢を崩したアルフレートの右前に着地し、アルフレートの首筋に刃を突きつける
アルフレート
「参りました」
審判
「アルフレート=ラルフ=フォン=ヴァイセルフ元帥閣下の降伏宣言により、
勝者ヴェルザ=フォン=ライン=ヴァレンス戦術指南役兼軍略方閣下」
ヴェルザ
「良き戦いに御座いました」
アルフレート
「今それを言うては嫌味にしか聞こえませぬぞ」
ヴェルザ
「そうですかな」
「では、次回も良き戦いを期待しております」
そう言いながら両者闘技場を出る
続いて二回戦
本選二回戦は
軍事帝国選手とキアンの戦いである
審判
「王武祭本選、二回戦」
「始め!」
キアン
「戦士に対して誇りを貶すようで申し訳ないが貴殿には興味がない」
「早急に終わらせる」
そう言ってキアンは居合の構えを取り、
地を蹴り、距離を詰める
そのまま振り抜く
軍事帝国選手の剣が見事に二等分となっていた
軍事帝国選手
「降伏致します」
審判
「降伏宣言により、勝者キアン=レギオン=ハイヤー=ワシントン辺境伯令息」
ヴォルフガング
「やはり、勝ち残るかキアンよ」
「さて、次は私か」
「相手はフィリアだったか」
そう言いながら闘技場へ上がる
フィリアも既に上がっていた
審判
「王武祭本選、三回戦」
「始め!」
ヴォルフガング
「では、フィリアよ」
「始めようか」
フィリア
「ええ、始めましょう」
ヴォルフガング
「Quinquaginta tormenta glacie flammaque induta, instruxerunt. 」
フィリア
「Instruere quinquaginta tormenta principalis flammae flammae deus
, expansion 」
ヴォルフガング&フィリア
「intentum 」
フィリア
「Salvo ignis, initium 」
ヴォルフガング
「Salvo ignis, initium 」
そう言って、両者が五十門の主砲を召喚し、
砲撃を行う
これにより、会場が破壊された為、一時停止となった
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