第30話 奇跡の報告
学院到着の後、ホームルームで
担任であるライア=ランカスターがこのように言う
ライア=ランカスター
「お前らは運が良い」
私とフィリア、キアン以外の者は何のことかというような顔をしているため、私は担任であるライア=ランカスター教授にこのように言う
ヴォルフガング
「教授、私はなぜそのような発言をなさったか分かりますが、他の者は殆ど知りません」
「もう少し皆に分かりやすいように説明なさった方がよろしいかと」
ライア=ランカスター
「そうか」
「では、単刀直入に言う」
「六年に一度開催される王武祭」
「これが今年開催される」
「故にお前らは運が良い」
「出場の意思があるならばお前達の御両親どちらかにその事を伝えろ」
「王武祭は10日後だ」
「それまでは学院は休校だ」
「以上解散」
ヴォルフガング
「私は出るつもりだがお前達はどうするのだ?」
フィリア
「私も出るつもりよ」
キアン
「私は既に出場の申請が終わっている」
ヴォルフガング
「ならばキアン、決勝で会おうぞ」
キアン
「あぁ」
「最高の舞台で語り合おう」
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