第一話 源次、初めての戦闘? 新たな物語の始まり
源次は目が覚めたのだ———。見られない木造の天井。柵があるベット、収納ができる小型タンス、枕元前にはおもちゃ箱があった。
源次は動こうとしたがあまり自由に起き上がれないかった。だが手と足が動ける。
寝たきりってわけではない。と源次が思った。
よく見てみると、源次は赤ん坊に転生したのであった———。
だが、源次は驚きもせずに目を閉じて、再び眠りについたのであった。
(赤ん坊の仕事は寝ることだから大きくなった時にやるかー。)
5歳———
源次は5歳になった————。
名前のほうは両親がごちゃごちゃ言っていたので面倒くさいので、紙と筆で、大きく「ゲンジ」と書いたら、両親は大喜び、何故か「ゲンジ」の字を知っていたことには不思議ではあったが、まぁいいやとした顔になって寝ころんだのであった。
これからはゲンジになったのだ。
5歳になったことと言え、寝て、ダラダラして食って、ダラダラして寝るくらいでやることがなく、ゲンジは村人たちとも仲が良く畑仕事を手伝って言ったのだ会った。
こう見えて前世では、家庭菜園をやっていたので、それくらいだー。とゲンジは腕を振りながら鍬を振ったのだ。
10歳———
ようやく畑仕事に力を入れられる。とゲンジは鍬を振って畑を
暇つぶしにはちょうどいいので、野菜を作って売っぱらって行こうと考え始めて源次はこの村に一つだけある八百屋に買い取ってもらってお金稼いでいたのであった。
12歳————
ゲンジは自分の個人店をオープンしたのだ。前世の時にやっていた料理を披露し、野菜と一緒に売って稼いだ。お客さんも多く、繁盛していた。
その時、突然親からもらった、スマホが鳴ったのだ。————
このスマホは———異世界から来た人が作ったと父がいってあってその異世界人はそれで店を作って名を「ソフト〇ンク」として世界中に売っていた。
さすがのゲンジもヤバいじゃないかと言ってはみたが、父はキョトンとした顔で言ってきた。
「何言っているんだよ。異世界の人がいきなりスマホを見せては「これは便利と言って」国王が大喜びになって、報酬として、全世界にこの店を拡大して商売始めたんだよ。ちなみに名前の由来は、異世界の人がズバッと言って決めたことと言っていたな。」
スラスラとしゃべる父にゲンジははっとして理解して笑いながら言った。
「世の中にはすごいこと考える人いるもんだな」
そうだなーと父が言ったのだ・・・・。
源次が電話から出た。
「おい! エロ‥‥。禁断の書!どうした——。なんで野菜を育てて商売しているんだよ」
「地獄の沙汰も金次第———って言うじゃないか。旅をしようにも金も友もいないからだからこうやって最初に金を稼いているんだ」
「それじゃ———、何年かかるか。…えーい、好きなようにして、さっさと稼いて早く旅をしてこい」
その時!
「みんなー。魔物が現れた。早く逃げてー」
長髪の女性が大声で叫んでいた。
「なぁー魔物」
「みんな逃げろー」
村の人々は鍬を捨てまくって逃げて行った。
なんでも魔物を狩に森に向かった女騎士が大型魔物に苦戦していたら、その一味の数人が村に襲撃に来たと情報が入り皆が仕事を投げ、自分の家に入って、閉じこもったのだ。
だが、源次は———後片付けをしていた。
そうこうしているうちに魔物たちはゲンジほうにに近づいてきた。
魔物姿は豚の姿をした人型で───たしかオークと言ったか。とゲンジはひとりごと言っていたのだ。
閻魔が
「おい、逃げろよ。まだレベルだって上がっていないだろ!」
「商売スキルならあるぞ」
そんなスキルあってどうするんだよ!と閻魔大王がヘナヘナになって言った。
「そこの坊ず!——はやく逃げてー」
ポニーテールの女騎士が叫んだが遅かった。
魔物たち──オークはゲンジの隣に着いてしまった。
真ん中のが親分みたいな2メートル以上もある大男で左右には少し小さい…と言っても180cm以上な子分みたいな奴らが3人ゲンジのほうを見て話しかけたのだ。
「おい、貴様、逃げずに何やっている」
「何って・・・わしはここで野菜を売っているんだよ。」
ゲンジは仁王立ちで言っていると魔物の一人が指を刺して言った。
「あーコイツ、スマホ持っています」
「バカ、俺だってスマホ持っているぞ、最新機種だ!」
魔物の親分みたいな人はスマホを出して見せびらかした。その隣にいたもう一人の魔物も割って入ってしゃべった。
「私も最新スマホ持っています」
「えっー。俺だけですか。スマホ持ってないの」
「今はないと困るぞ!」
親分みたいな人は笑いながら言うと、ゲンジが話し出した。
「おーわしも持っていたんだよ。それ、死んでしまった、今、持ってないけど。」
「な、なにー。」
魔族がびっくりした。そしてゲンジをジロジロ見て言った。
「死んでしまったって───お前、幽霊なのか」
「足、ついているじゃないか」
足がついてないのが幽霊じゃないと思っているのか。
ゲンジのスマホはまだ通話中で閻魔が大声で叫んでいた。
「おい、逃げろよ。おめーじゃ勝てねーよ。」
ゲンジがそんなことはねー。わしだって行けるってことを。とゲンジは険しい顔をして叫んだのだ。
「だったらわしが説教で黙らせるわい」
源次は走って、自分の家に入り、ちゃぶ台を出して座って怒っていた。
「どうした。いきなり。」
魔物たちはびっくりした顔で言いかけたが、ゲンジは頑固じーさんみたいな威圧感を出した。
「わしはなー昔は貧乏で日々の仕事に励んでいたのだよ」
「い、いきなり語りだしたぞ!こいつ」
魔族はポカーンとしていると源次が話続けた。女騎士も茫然として聞いていた。
「だが、ヘトヘトになって遊ぶことを忘れてしまって気がつけば六十過ぎていた。」
だから、今はこうして遊んでいるんだよ。人生って言うのは上に行ったり、下に行ったりの波がある。その時に来るのを待っていても大丈夫だよ」
源次はちゃぶ台にあったお茶を飲んで話を終えたのだ。
それを見ていた魔族たちは顔を合わして再びゲンジの方を向いて言った。
「六十過ぎって………お前、まだ子供じゃねーか」
お、そうだった!とゲンジは思い出したがのように言ってオークともと一緒に笑ったのだ。
その後のことはゲンジと一緒になってしゃべっていたのであった。
子分っぽい奴の一人が彼女ができて自慢したり──
親分は眠れなくって困っているのをゲンジがアドバイスしたり──
かれこれ2時間近くしゃべり続けた結果。
「んじゃ…。わしらはこれで帰るわ──ゲンジ殿アドバイスありがとうございます。」
「子供おっちゃんよ。またいつでも遊びに来るからな!」
その時は連絡するわ──とゲンジが手を振っているのを見送ってオークたちは帰っていったのだ。
その様子を女騎士が何か複雑そうな目を見て黙っていたのだ。2時間も───。
「手ごたえがあったそうだな」
「そんなわけないでしょう」
ゲンジが汗を拭いてかちほこったかおをしていたがポニーテールの女騎士は突っ込んたのだ。
こうして魔物襲撃は防がれたのであった。
皆が異世界で活躍してしまっていた世界。でジジイが活躍する話 倉ぼっこ @kuraboxtuko
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