第17話 裏の家の涼音さん

まぁ、今まで童貞だったからなぁ~、仕方ない。


これからレベル上げしていくしかない。


ポイントが貯まっている。


これで取得できる。


とりあえず、裏の奥さんである鈴音さん。


これは最初から決めていた。


俺の部屋から窓を見ると、裏の家の夫婦の寝室が見えるのだが、いつもカーテンが閉めてあり中が見えないのだ。


足早に家に帰る。


自分の部屋に行き、携帯を取り出して、アプリを起動させる。


鈴音と入力。


半径20m以内。ポイントあり。借用しますか?


YES・NO?


判らないままYESを選択。


“借用しました。制限付きですのでご注意ください。


(制限付き?なんだこれ?ちょっと検索しよう。)


制限付きとは?


“制限付き:既婚者などで、時間的に拘束できない人のこと。”


だから借用ってことなんだ。納得できた。


では、カーテンを開けさせよう。


メイン画面が変わってる。


パブリックとオンリーの選択画面。


オンリーを押す。


“鈴音に命令を。”


寝室のカーテンを全開に


1畳ある大きな窓が4枚分ある窓のカーテンが開いた。


携帯を出窓に立て掛けて、カメラを起動させズームして覗いた。


部屋で下着を干していた。だから、カーテンを開けなかったんだ。


また、アプリを起動させる。今度は、俺に見せつけるように1枚づつ服を脱いで。


鈴音さんのストリップショーが始まった。


ポロシャツを脱ぐとノーブラだったので、大きな胸が露わになった。


次にミニスカートを脱ぐ。オレンジのTバックではなかった。


白のTバックだった。


作業が終わってからお風呂にでも入ったのだろう。


そのパンツも脱ぎ捨て、固まったまま動かない。


画面に入力「俺が家にいる間は、旦那さんに見える。裸でお出迎えすること。」


玄関でチャイムを鳴らす。


「はーい。どちら様ですか?」


「俺だよ。」


「えっ、あなた?」


「そう、近くまで来たから少し休憩して行こうと思う。」


「一人ですか?」


「そうだけど。」


「すぐ開けますね。」


ガチャ!扉が開くと、真っ裸の鈴音さんがいた。


「どうして、裸なんだ?」


「ちょっと、着替え中だったのよ。」


「本当に?他の男が居るんじゃないのか?」


「はぁ?ないない。いくら貴方が草食でも、それだけは無いわ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る