天才フラグと邪魔すぎる俺。

第1話

　かぁぁ〜、たまんねぇぇぇぇぇ。でもどうやって近づく？

　関係を持つにしても、まず話しかけるきっかけがないとどうにもならない。いきなり声をかけるのも不審がられて逃げられるのが目に見えて分かる。過去何度もそれで、失敗してきてるからな。

　しかし、まじでこの女可愛いな、そしてエロいな。悩殺不可避だろこれ。時刻は日曜の昼の14時、この後の予定は何も無い。あー、とうとう俺にもやって来たわ春が。さようなら非リア充共、俺はお前らを裏切って1歩先の世界へ飛び立つ。悪く思わないでくれ、絶対的にモテなくてモテようとしないお前らが悪いんだから。あとは何か1つ、話しかけるきっかけさえ起これば……。