第1話 句読点と鉤括弧(小学三年生)
まずは句読点と鉤括弧について学習していきましょう。
「句点」
文章の終わりにつける言葉。例……
「机の上に並べられたのはりんご、バナナ、そしてみかんだ。」
この文章では、「みかんだ。」「だ。」のところに登場します。つまり、「〜。」が句点ということになります。
「読点」
文章の途中に挿入して文章を読みやすくするときに使う。
先ほどの例文をもう一度見てみましょう。
「りんご、バナナ、そしてみかんだ。」
この中に「〜、〜、」が登場しています。ちなみに、こうやって並べていくことを並列法と言います。
「鉤括弧」
話すときに使います。例……
「『あおい』と彼女はいった。」
「あぁ、『タイタニック』でしょう?」
前者では、話すときに使っており、後者は固有名詞(普通名詞は地の文)を使っています。
「注意」
・用途によっては、同じセリフでも違うことがあります。
「空が赤いねぇ」とだれかがいった、という例を元に見てみましょう。
小学校の作文の場合のかぎかっこ
「空が赤いねぇ。」
と、あかりがいった。となりのあおいも、「うん……。」とうなずいた。
小説の場合のかぎかっこ(昭和などの小説の一部は、『作文』と同じくとじかっこに句点を用いています。)
「空が赤いねぇ」
と、あかりがいった。となりのあおいも、「うん……」とうなずいた。
小説指南——小説を書くときのルール 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel
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