第4話 やまいわ


ファイト!


看護師の言葉


院長のイルネは傍観している

大学病院も欲した程の右腕を持つ院長でさえ

ただ

わからないのである


やたらと

ファイト!と言った言葉を

患者に投げかける

若い看護師


豊富な知識と経験、技術を持つ

院長イルネ

熟練看護師

患者の信頼も厚く

院長の左腕

アユミ

新米医師

ミカン

ただただ

応援を繰り出す

新人看護師サロコ


新人の看護師はファイトだけでなく

患者に触れる

積極的にである


昨今の状況下

熟練の看護師は新人の看護師の

触れる、適切使用の指導を


瞬間


笑った

患者と新人


ファイト


アユミはやめた

わからなくなった


・・・・


看護師の手


苦しい時に背中を摩る

少し楽になった

辛い時に手を握る

涙が出る程、勇気づけられた


そうか

タッチングという看護技術だった


気球で死にたい

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看護師サロコのてのひら ハミル @hamiru0815

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