追放から始まる新婚生活 【追放された2人が出会って結婚したら大陸有数の有名人夫婦になっていきました】あ…。21万PV超えた
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
第1話 追放されちゃいました
「アベル。申し訳ないが、
神妙な顔つきで、ビートが俺に言う。
「あぁあ……。うん。判った。」
「すまんな。」
「うん。仕方がないさ。 むしろ、今まで有難うな。今まで雇ってくれて。」
「少ないが。これは退職金だ。」
そう言って、革袋を机の上に置く。
「お世話に為りました。」
お金の入った、革袋を手に取り、ビートに軽く頭を下げて部屋を出る。
「よう。無能。ようやく追い出されるのか。」
出口に向かって歩いていると、扉の前でディストが俺を見て言う。
「ああ。世話に為ったな。」
「ああ、これで俺も清々するわ。
そう言って、嫌味な表情で俺を見るディスト。
「迷惑をかけた。申し訳ない。」
ディストに向かい頭を下げて、
「無能は無能らしく。自分にあった背丈の仕事でもするこったな。」
無能。 もう、何度も言われ続けた言葉。
成人の年に為った15歳の時に、教会で授かった
俺だけの
【家事手伝い】
剣士とか剣豪の
剣の扱いが上手くなりやすくなり。
魔法使いとか
他にも
鍛冶師に調理師。細工師に薬師。
数多くの
大抵の人は、
まぁ、
その分、他の人よりは苦労するけどね。
俺の
しかも、俺は成人に為って、孤児院を出た身なので、家もないし家族も居ない。
憧れだった、
頑張ったけど。何をしても普通。他のスキルも派生せず。
今日、見切りをつけられて解雇になった。
居ても居なくても、左程の差はないなら。そりゃ、仕事の出来る奴を置いておく方が良い。世の常だ。
気が付けば、街の広場の噴水前の広場に来ていた。
ベンチに腰を掛け、これからの事をどうしようかと考えていた。
「はあ。どうすっかなぁ~。」
「はぁ。どうしようかなぁ~。」
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