電車でサバイバル! 視点:電車に乗ってる人
まさかの事件が起きた。
「さて、沼津方面に行く人? 練馬方面に行く人?」
アラバキでは、場所を日本に例えているが、何しろ地球の数倍もあるような大きなくになので、縮尺が大変なことになっている。
「奇跡だぁっ」
2番線の茶川行き(日本での苗字80人。アラバキではこのように珍名が地名になってしまうこともあり得る。)快速がその時やってきたのである。
「5駅分の切符を買ってて、一番線行こうかと思ってたけど快速に乗っちゃうわ〜!」
テツは即決した。
「じゃあいってら〜」
「え!? みんな練馬方面なの!!」
「うん、ゆかりの地にいってら〜」
テツはむくれながら快速に吸い込まれていった。
テツが手を振った。テツが動いていく。足の遅いテツがとてつもなく早く移動していた。
テツが消えたのを見送ると、こりどうたちは階段を上がっていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます